バックアップ運用の設計とは?ばっくあっぷうんようのせっけい
バックアップ運用の設計とは、業務停止からの復旧に備えて、取得の範囲・方式・頻度・保管場所・保持世代を、目標復旧時点(RPO)と目標復旧時間(RTO)から逆算して定める設計作業。支援士では、ランサムウェアに一緒に暗号化されない隔離保管と、復旧テストによって復元できることを確かめておく点まで問われる。
最終更新:2026-10-06
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媒体が高価だった時代は全件を毎回複製することが難しく、フルと差分・増分を組み合わせて取得量を抑える工夫が設計の中心だった。そこにランサムウェアが加わり、稼働中のサーバから常時書き込める場所に置いた複製は攻撃者にまとめて壊されるという前提が持ち込まれた。可用性のための手段だったバックアップが、完全性を守る対象にもなったため、勘どころは取得効率から隔離と検証へ移っている。
具体例
社内ファイルサーバを月初にフル、平日は差分で取得し、複製の一方を Amazon S3 Glacier のオブジェクトロック(一定期間は書換えも削除も禁じる設定)へ置く。運用担当の権限でも消せない状態にしたうえで、四半期ごとに別筐体へ実際に復元し、六か月前の世代まで開けることを実測して記録に残す。
試験での引っ掛け
差分は前回のフルからの累積、増分は前回の取得からの変更分で、復元に要る媒体の数が変わる。差分ならフルと最新の一本、増分ならフルと間の全本が要る。取得が成功していることと復元できることも別で、復旧テストを通していない世代は可用性の裏づけにならない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。