妥当性確認プロセス/検証プロセスとは?だとうせいかくにんぷろせす・けんしょうぷろせす
妥当性確認プロセス/検証プロセスとは、検証(verification)は成果物が指定された要求事項どおりに作られているかを確かめる活動、妥当性確認(validation)は意図した利用環境で利用者のニーズを実際に満たすかを確かめる活動。「正しく作ったか」と「正しいものを作ったか」の違いで、判定の基準も巻き込む相手も別になる。
最終更新:2026-10-06
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仕様書どおりに作り切っても、その仕様が業務を取り違えていれば使われないシステムができる。成果物と仕様の一致だけを見ている限り、この誤りは引渡しまで表面化しない。そこで、基準を仕様に置く確認と、基準を利用目的に置く確認を別プロセスとして定義し、後者には利用者と実業務を必ず巻き込む形にした。V字モデルで右側の各テストが左側の対応工程と結ばれるのも、どの段階の取り決めに対する確認なのかを固定するためである。
具体例
設計書どおりにコードが実装されているかを見るレビューやテストが検証、実際の業務シナリオで利用部門が操作して目的を果たせるかを見る運用テストが妥当性確認。ISO/IEC/IEEE 15288やJIS X 0160でも、両者は別個のプロセスとして規定されている。
試験での引っ掛け
日本語ではどちらも「確認」と訳せるため取り違えやすい。仕様書との一致を見ていれば検証、利用者の目的達成を見ていれば妥当性確認と、基準がどちらを向いているかで判別する。妥当性確認は最終工程だけの活動ではなく、プロトタイプを使って早い段階で行うこともある。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問14(IPA)
JIS X 0160:2021(ソフトウェアライフサイクルプロセス)によれば、テクニカルプロセスの一つである妥当性確認プロセスの目的はどれか。
正解:システムがその利用中に、意図された運用環境で意図された用途を達成することで、そのビジネス又はミッションの目標及び利害関係者要件(要求事項)を満たすという客観的証拠を提供する。
要点:妥当性確認は運用環境で目的を果たせるかを確かめる
妥当性確認は「正しいものを作ったか」を確かめる活動で、システムが実際の運用環境で意図した用途に使われたときに、ビジネス上の目標や利害関係者の要件を満たすという客観的証拠を示すことを目的とする。これに対し、指定された要件どおりに作られているかを確かめる「正しく作ったか」の活動は検証プロセスである。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。