組織体の環境要因とは?そしきたいのかんきょうよういん
組織体の環境要因とは、プロジェクトを取り巻く条件のうち、プロジェクトチームが直接は変えられないもの。組織文化や組織構造、既存の設備とインフラ、要員の力量、市場の状況、法規制、契約している商用データベースなどが該当し、計画立案では所与の制約として扱う。
最終更新:2026-10-06
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計画が破綻する原因の多くは見積り精度ではなく、「そもそも動かせない条件」を計画へ織り込んでいないことにある。機能型組織でPMの権限が弱い、必要なスキルを持つ技術者が社内に3人しかいない——こうした条件は努力しても着手日までに変わらない。最初に列挙して制約として扱う枠が環境要因で、JIS Q 21500もプロジェクトを取り巻く環境要因の複雑な相互作用を不確かさの源として挙げている。
具体例
「自社が機能型組織であるためPMが要員へ直接指示できず、部門長を通す必要がある」という条件は環境要因で、会議体とコミュニケーション計画をそこへ合わせて設計する。一方、社内標準のWBSテンプレートや過去案件の実績値は組織のプロセス資産で、使う側の材料になる。
試験での引っ掛け
外部の要因だけと思い込みやすいが、組織文化・組織構造・設備・要員の力量といった内部のものも含む。プロセス資産(標準プロセス、テンプレート、過去実績、教訓)との境目は内か外かではなく、プロジェクトが利用できる資産か、制御できない制約かという性質の違いである。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問3(IPA)解説で登場
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。