エネルギーハーベスティングとは?えねるぎーはーべすてぃんぐ
エネルギーハーベスティングとは、光・振動・熱・電波など、環境中にすでに存在する微小なエネルギーを電力に変換して機器の電源に使う技術。得られるのはマイクロ〜ミリワット級で、電池交換や配線が難しい場所に置くセンサ端末の自立電源として使われる。
最終更新:2026-10-07
この語が出る過去問を解く →背景
センサを数百・数千台単位で置くIoTの構想は、台数が増えるほど電池交換の人手で採算が合わなくなる。橋梁の内部や回転する機械のように、そもそも人が触れない場所もある。「設置したら電源には触らない」という条件から出てきた発想で、単独では成立せず、パワーゲーティングやDVFSといった低消費電力化技術とセットで初めて実用になる。
具体例
セイコーやシチズンの光発電腕時計は、室内光だけで動く身近な例。産業側では、機械の振動を電力に変えて振動データを送る状態監視センサや、読取り機からの電波を電力に変えるパッシブ型RFIDタグがある。
試験での引っ掛け
ワイヤレス給電と混同しやすいが、送電側が意図して電力を送るのがワイヤレス給電、送り手のいないエネルギーを拾うのがエネルギーハーベスティング。また太陽光発電所のような大規模発電を指す語でもない。取り出せる電力が小さいため、常時通信し続ける機器の電源にはならず、間欠動作が前提になる。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問8(IPA)
エネルギーハーベスティングの適用例として、適切なものはどれか。
正解:スイッチを押す力を電力に変換して作動するRFリモコン
要点:エネルギーハーベスティングは環境の微小エネルギーで発電する
エネルギーハーベスティング(環境発電)は、光・熱・振動・電波・人の動作といった身の回りのわずかなエネルギーを電力として取り出し、電池や外部電源なしで機器を動かす技術である。スイッチを押す力を発電に変換して信号を送るリモコンは、その代表的な適用例である。
出典:令和5年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問27(IPA)
IoTを支える技術の一つであるエネルギーハーベスティングを説明したものはどれか。
正解:周囲の環境から振動、熱、光、電磁波などの微小なエネルギーを集めて電力に変換して、IoTデバイスに供給する技術
要点:エネルギーハーベスティングは環境中の微小エネルギーで発電する
エネルギーハーベスティングは、身の回りにある振動・熱・光・電磁波などのごく小さなエネルギーを回収して電力に変える技術である。電池交換や配線が難しい場所に置くIoTデバイスの電源として期待されている。環境発電とも呼ばれる。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. ハードウェア > (5) 消費電力に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。