ウォッチドッグタイマとは?うぉっちどっぐたいま
ウォッチドッグタイマとは、一定時間ごとにソフトウェアから合図(クリア操作)を受け取り、期限内に合図が来なければ異常とみなして再起動や安全側への切替えを行う監視用タイマ。暴走・無限ループ・デッドロックのように、ソフトウェア自身では検知できない停止に備える仕組みである。
最終更新:2026-10-07
高度試験の午前Iを最短で暗記する →背景
ソフトウェアの異常を同じソフトウェアで検知しようとしても、止まっているプログラムは自分が止まったことを報告できない。そこで判定の主体を外側のハードウェアに移し、正常なら定期的に合図が来るはずだという前提を置いて、合図の不在をもって異常とみなす。「異常を検知する」のではなく「正常の証拠が途切れたことを検知する」という反転が、この仕組みの本質である。午前I(科目A-1)では組込みシステムの信頼性設計として出るため、業務システム畑の受験者には馴染みが薄い。
具体例
自動車のエンジン制御ユニットや産業用ロボットの制御基板では、主処理が100ミリ秒周期でタイマをクリアする実装にしておき、500ミリ秒クリアされなければ出力を遮断してから装置を再起動する。ルータや家庭用ゲートウェイが原因不明のハングから自動復帰するのも同じ仕組みによる。
試験での引っ掛け
割込み処理の中だけでタイマをクリアする実装にすると、主処理が止まっていても合図が出続けて異常を検知できない。原因を取り除いたり誤りを訂正したりする仕組みではなく、あくまで停止状態からの復帰・安全確保の手段である点も取り違えやすい。フェールセーフ・フォールトトレランスといった信頼性の用語とセットで整理しておくとよい。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。