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情報資産とは?じょうほうしさん

情報資産とは、組織にとって価値があり、保護の対象として管理すべき情報と、それを扱う人・設備・媒体・場所まで含めた総体。電子データや紙の文書だけでなく、それを載せるサーバや記録媒体、保管する部屋、担当者だけが持つノウハウも含む。高度試験の午前Iでは、この語が指す範囲の広さが、管理策や枠組みを見分ける手掛かりとして使われる。

最終更新:2026-10-07

試験情報

高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では1回出題されています。

高度試験・午前I(全区分共通)の頻出用語/午前I(全区分共通)

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背景

JIS Q 27001が定めるISMSは、経営者が方針を示し、要求事項を満たすルールを定め、組織が保有する情報資産を機密性・完全性・可用性の観点で維持管理し、それらを継続的に見直すという形をとる。午前Iで問われるのはこの言い回しそのもので、「情報資産をCIAの観点から維持管理し、継続的に見直すためのプロセス及び管理策」と書かれていればISMSの説明であり、経営者向けに3原則と重要10項目をまとめたサイバーセキュリティ経営ガイドラインでも、ITガバナンスとITマネジメントに分けて40のプロセスを定義したCOBITでも、国の責務を定めたサイバーセキュリティ基本法でもない。

具体例

JIS Q 27002に基づく情報セキュリティ監査では、情報資産が電子データに限らないことが物理的管理策の形で現れる。機密性の高い情報資産を置いた部屋に、入室許可を得た者が共通の暗証番号を入力して入っている状態は、誰がいつ入室したかを個人単位で識別・追跡できないため指摘事項になる。一方、外部からの荷物の受渡しをサーバ室などの情報処理施設に立ち入らずに済む場所で行う、重要区画を社外の人の目に触れない場所に設ける、取引先との打合せを執務室から分離した場所で行う、はいずれも適切な管理策とされる。

試験での引っ掛け

午前Iでの誤りは二つの向きに出る。一つは範囲の取り違えで、「情報資産=電子データ」と狭めると、紙の原本・記録媒体・サーバなどの設備・保管する部屋・担当者のノウハウが抜け落ちる。入退室管理や区画の分離が情報資産の保護策として問われるのはこのためである。逆に組織の持ち物すべてでもなく、価値があり保護すべきという条件が境界になる。もう一つは枠組みの取り違えで、「情報資産をCIAの観点から維持管理する体系」はISMSであって、サイバーセキュリティ経営ガイドラインやCOBITの説明として選ぶと誤りになる。

関連用語

出た過去問

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 試験では1回出題
  • 分野:午前I(全区分共通)
  • 午前Iでの誤りは二つの向きに出る。