ITILとは?あいてぃる
略語の意味
ITIL=Information Technology Infrastructure Library
IT サービスを安定して提供し、運用していくためのうまいやり方を集めた手引き(お手本集)
- Information
- 情報
- Technology
- 技術
- Infrastructure
- 土台・基盤
- Library
- 図書館・本の集まり
ITILとは、ITサービスの運用管理について、うまくいったやり方(ベストプラクティス)を集めて体系化したガイドライン集。インシデント管理(障害が起きたときにまず元に戻す)・問題管理(原因を突き止めて再発を防ぐ)・変更管理(設定や仕組みの変更を安全に進める)・構成管理(機器やソフトの構成を記録して把握する)といったプロセスの名前と役割を定義しており、世界中のIT運用部門やサービス事業者が共通の言葉として使っている。英国政府の取り組みが出発点で、法律でも認証制度でもない。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
システムの運用は、担当者の経験と勘に頼ると、その人が異動しただけで回らなくなる。障害対応と恒久対策と設定変更が同じ「対応」という言葉で混ざり、記録も残らない。そこで、活動をプロセスとして名前を付けて分け、誰がどこまで責任を持つかを共有できるようにしたのがITILである。ITパスポートでは、サービスマネジメントの枠組みの名前として問われる。
具体例
サービス管理ツールのServiceNowは、画面のメニューがそのまま「インシデント管理」「問題管理」「変更管理」と並んでおり、ITILのプロセス区分を製品の構造に取り込んでいる。社内ヘルプデスクを立ち上げる企業も、この区分に沿って、受付・記録と、自分で解決できない案件を上位の担当者へ引き継ぐ手順(エスカレーション)を整えることが多い。
試験での引っ掛け
ITILは参考にする事例集であり、審査を受けて認証をもらう対象ではない。ITサービスマネジメントで認証の対象になる国際規格はISO/IEC 20000のほう。また扱うのはサービスの運用と改善であって、ソフトウェアの開発手法ではない点も選択肢で入れ替えられる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問42(IPA)解説で登場
ITサービスマネジメントを説明したものはどれか。
正解:ITに関するサービスを提供する企業が、顧客の要求事項を満たすために、運営管理されたサービスを効果的に提供すること
要点:ITサービスマネジメントは要求に見合う品質でIT提供を運営
ITサービスマネジメントは、ITを「もの」ではなくサービスとしてとらえ、利用者の要求に見合った品質で継続的に提供できるよう、提供体制と業務プロセスを組み立てて運営・改善していく取り組みである。ITILなどの体系がその実践指針として広く参照されている。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問40(IPA)
ITILの説明として,適切なものはどれか。
正解:ITサービスを運用管理するための方法を体系的にまとめたベストプラクティス集
要点:ITILはITサービス運用管理のベストプラクティス集
ITIL(Information Technology Infrastructure Library)は、ITサービスマネジメントに関して現場で有効とされた進め方を体系的にまとめた書籍群、いわゆるベストプラクティス集である。特定製品ではなく、また開発手法でもなく、サービスの運用管理をどう組み立てるかの指針を示すもので、ITサービスマネジメントの事実上の標準として広く参照されている。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問42(IPA)
ITサービスマネジメントのベストプラクティスを集めたフレームワークはどれか。
正解:ITIL
要点:ITサービスマネジメントのベストプラクティス集がITIL
ITIL(Information Technology Infrastructure Library)は、ITサービスの提供・運用に関する優れた実践方法(ベストプラクティス)を体系的にまとめた書籍群で、ITサービスマネジメントの事実上の標準として広く参照されている。
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 28. サービスマネジメント > (2) ITILに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。