ITガバナンスとは?
ITガバナンスとは、経営陣が主体となって、情報システムへの投資判断やリスク管理、IT戦略の実行状況を統制・監視する仕組み・体制。ITが経営戦略と整合し、組織の目標達成に貢献しているかを継続的に評価・指示する活動を含む。
ITパスポートの過去問では24回出題されています(2009年度〜2026年度)。
あいてぃーがばなんす
ITガバナンスの意味
経営陣が主体となって、情報システムへの投資判断やリスク管理、IT戦略の実行状況を統制・監視する仕組み・体制。ITが経営戦略と整合し、組織の目標達成に貢献しているかを継続的に評価・指示する活動を含む。
ITガバナンスの具体例
新規のシステム投資案件について、経営会議で費用対効果やリスクを審査したうえで承認し、稼働後も投資が経営戦略に沿っているかを継続的にチェックする体制を整備する。
ITガバナンスは試験でどう引っ掛けられる?
主体は経営陣であり、情報システム部門ではない。IT戦略を実行・管理するのがITマネジメント、それが適切に機能しているかを統制・監督するのがITガバナンス。この「主体と役割の違い」が問われる。
ITガバナンスと関連する用語
ITガバナンスが出た過去問
ITガバナンスについて説明したものはどれか。
正解:企業が競争優位性を構築するために、IT戦略の策定・実行をガイドし、あるべき方向へ導く組織能力
要点:ITガバナンスはIT戦略をあるべき方向へ導く組織能力
ITガバナンスは、企業がITへの投資や利活用を経営目標に結び付け、IT戦略の策定から実行、評価までを統制して望ましい方向へ導く組織的な能力・仕組みを指す。個別のフレームワーク(ITIL)や文書(RFP、SLA)そのものではなく、それらを使ってITを統治する力である点が要点である。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問52(IPA)ITガバナンスを説明したものはどれか。
正解:ITを適切に活用する組織能力
要点:ITガバナンスはITの活用を方向付け統制する組織能力
ITガバナンスは、経営戦略の実現に向けてITの活用を方向付け、統制し、評価していく組織としての能力・仕組みを指す。誰がITに関する意思決定を行い、どう責任を持つかを定めて、投資やリスクを経営の視点で管理する点に本質がある。省庁や利用者満足度、特定のシステムを指す言葉ではない。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問50(IPA)ITガバナンスを説明したものはどれか。
正解:個々のIT投資の正当性の評価をするのではなく、経営戦略とIT戦略との整合性や投資効果、組織の在り方などの評価のフレームワークを適用する。
要点:ITガバナンスは経営戦略とIT戦略の整合を評価・統制する仕組み
ITガバナンスは、経営戦略に沿ってIT投資や情報システムの利活用が適切に行われるよう、組織として統制・方向付け・評価を行う仕組みである。個別案件の可否を判断するだけでなく、戦略との整合性や投資効果、体制のあり方までを評価する枠組みを備える点が特徴である。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問34(IPA)企業におけるガバナンスには、ITガバナンスとコーポレートガバナンスなどがある。ITガバナンスの位置付けとして適切な説明はどれか。
正解:ITガバナンスはコーポレートガバナンスにとって、不可欠な要素の一つである。
要点:ITガバナンスは企業統治を支える構成要素の一つ
コーポレートガバナンスは、企業が健全かつ効率的に経営されるよう統治する仕組み全体を指す。ITガバナンスは、そのうちITの活用と管理が経営目標に沿って適切に行われるよう方向付け・統制する部分であり、企業統治を支える構成要素の一つと位置付けられる。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問34(IPA)企業におけるIT統制に関する次の記述中のaに入れる最も適切な字句はどれか。 企業は,経営戦略に沿って組織体の[ a ]に向けて,効果的なIT戦略を立案し,その戦…
正解:ITガバナンスの実現
要点:IT統制はITガバナンス実現のための仕組み
ITガバナンスは、経営戦略に沿ってIT戦略を立案し、情報システムのライフサイクル全体を統制して企業価値の向上につなげる、経営者の責任における取組みである。IT統制はそのガバナンスを実現するための仕組みとして整備・運用される。監査や標準の制定はその手段の一部にとどまる。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問39(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。