エンタープライズアーキテクチャ(EA)とは?
エンタープライズアーキテクチャ(EA)とは、組織全体の業務とシステムを「ビジネス」「データ」「アプリケーション」「テクノロジ」の4つの視点から体系的に整理し、全体最適化を進めるための設計手法・考え方。
ITパスポートの過去問では7回出題されています(2016年度〜2026年度)。
えんたーぷらいずあーきてくちゃ
エンタープライズアーキテクチャ(EA)の意味
組織全体の業務とシステムを「ビジネス」「データ」「アプリケーション」「テクノロジ」の4つの視点から体系的に整理し、全体最適化を進めるための設計手法・考え方。
エンタープライズアーキテクチャ(EA)の具体例
官公庁や大企業が、業務フローと保有するデータ、それを支えるシステム、基盤となる技術の関係を整理した資料を作成し、システムの重複投資や非効率を洗い出す。
エンタープライズアーキテクチャ(EA)は試験でどう引っ掛けられる?
4つの体系はビジネス→データ→アプリケーション→テクノロジの順で上位から並ぶ。データとアプリケーションの順序を逆に覚えやすい。現状(As-Is)と理想(To-Be)の差を段階的に埋める考え方である点も問われる。
エンタープライズアーキテクチャ(EA)と関連する用語
エンタープライズアーキテクチャ(EA)が出た過去問
企業の業務と情報システムの現状を把握し、目標とするあるべき姿を設定して、全体最適を図りたい。このときに用いられる手法として、適切なものはどれか。
正解:EA (Enterprise Architecture)
要点:EAは現状と目標の姿を対比し全体最適を図る体系的手法
EAは、業務とシステムの現状(As-Is)を把握したうえで目指す姿(To-Be)を描き、その差を埋める移行計画を立てて全体最適を図る手法である。業務・データ・アプリケーション・技術といった複数の体系から組織全体を捉える点が特徴。DOAはデータ中心の設計手法、OOAはオブジェクト指向の分析手法、SOAはサービス単位でシステムを組み立てる考え方で、いずれも全体像の設計手法とは位置づけが異なる。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問27(IPA)エンタープライズアーキテクチャ(EA)の説明として,最も適切なものはどれか。
正解:現状の業務と情報システムの全体像を可視化し,将来のあるべき姿を設定して,全体最適化を行うためのフレームワーク
要点:EAは現状と将来像を可視化し全体最適を図る枠組み
EAは、業務・データ・アプリケーション・技術といった階層で組織の現状(As-Is)を可視化し、目指す姿(To-Be)を描いて移行計画に落とし込む全体最適化のフレームワークである。個別システムの改善ではなく、組織全体の整合を取る点に主眼がある。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問7(IPA)EA(Enterprise Architecture)で用いられる、現状とあるべき姿を比較して課題を明確にする分析手法はどれか。
正解:ギャップ分析
要点:ギャップ分析は現状とあるべき姿の差から課題を出す
EAでは、業務やシステムの現状の姿と、目指すべき将来の姿をそれぞれ体系的に描き、両者を突き合わせる。この差分を洗い出して、埋めるべき課題と移行の道筋を明らかにする分析をギャップ分析という。あるべき姿を先に定めてから現状との差を測る点が、この手法の要点である。
出典:令和1年度 春期 ITパスポート試験 問31(IPA)業務と情報システムを最適にすることを目的に,例えばビジネス,データ,アプリケーション及び技術の四つの階層において,まず現状を把握し,目標とする理想像を設定する。…
正解:EA (Enterprise Architecture)
要点:EAは業務・データ・アプリ・技術の四階層で全体最適を図る
EA(エンタープライズアーキテクチャ)は、組織の業務と情報システムをビジネス・データ・アプリケーション・技術の四つの体系で捉え、現状(As-Is)と理想(To-Be)を描いて差分を埋める移行計画を立てる最適化手法です。四階層で整理し現状と理想の乖離を分析するという記述がEAの定義そのものにあたります。
出典:令和4年度 秋期 ITパスポート試験 問7(IPA)a~dのうち,システム監査人が,合理的な評価・結論を得るために予備調査や本調査のときに利用する調査手段に関する記述として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか…
正解:b, c, d
要点:監査の調査手段はヒアリング・文書閲覧・CAAT
システム監査人が証拠を集める手段には、関係者へのヒアリング、規程や記録などの資料・文書の閲覧、そしてテストデータ法や監査モジュールといったコンピュータ利用監査技法(CAAT)があります。したがってb・c・dが該当します。EAは業務とシステムの全体最適を図る設計の枠組みであって、監査の調査手段ではありません。
出典:令和4年度 秋期 ITパスポート試験 問53(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。