DOA(データ中心アプローチ)とは?
DOA(データ中心アプローチ)とは、業務で扱うデータの構造を先に固め、それを土台に処理を組み立てる設計の進め方。業務手順は変わりやすいがデータの構造は比較的安定している、という前提に立つ。実体関連図による分析と正規化が中心的な作業になる。
ITパスポートの過去問では3回出題されています(2010年度〜2016年度)。
でぃーおーえー
DOA(データ中心アプローチ)の意味
業務で扱うデータの構造を先に固め、それを土台に処理を組み立てる設計の進め方。業務手順は変わりやすいがデータの構造は比較的安定している、という前提に立つ。実体関連図による分析と正規化が中心的な作業になる。
DOA(データ中心アプローチ)の具体例
受注管理システムで、まず顧客・商品・受注・受注明細という実体と関連を洗い出して正規化し、そのうえで「受注登録」「出荷指示」といった処理を設計する。後から出荷方法の手順が変わっても、データ構造には影響が及びにくい。
DOA(データ中心アプローチ)は試験でどう引っ掛けられる?
処理の流れを起点に分割していくプロセス中心アプローチと対になる考え方。どちらか一方が常に正しいのではなく、データが共有される業務系ではDOAが向く、という使い分けとして問われる。
DOA(データ中心アプローチ)と関連する用語
DOA(データ中心アプローチ)が出た過去問
ソフトウェア開発で利用する手法に関する記述a〜cと名称の適切な組合せはどれか。a 業務の処理手順に着目して、システム分析を実施する。b 対象とする業務をデータの…
正解:a:プロセス中心アプローチ b:データ中心アプローチ c:オブジェクト指向
要点:手順重視・データ重視・一体化でアプローチを区別する
プロセス中心アプローチは業務の処理手順を軸に分析し、データ中心アプローチはデータとその関連を軸にモデル化する。オブジェクト指向はデータとそれを扱う処理を一体の部品(オブジェクト)としてまとめ、組み合わせて開発する。aは手順、bはデータの関連、cは一体化なので順に対応する。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問45(IPA)ある情報システムの構築において,ビジネスプロセス上の独立した業務機能という視点で部品化して情報システムを構築しておく。そして,将来の変更や他の情報システムの開発…
正解:SOA
要点:SOAは業務機能をサービス部品化し再利用しやすくする
SOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)は、業務上意味のある機能の単位を「サービス」として部品化し、それらを組み合わせてシステムを構築する考え方である。部品が業務機能の単位で独立しているため、業務の変更に応じた差替えや、別システムからの再利用がしやすくなる。データ構造を中心に設計するDOAや、事業者の呼称であるASP・ISPとは意味が異なる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問17(IPA)企業の業務と情報システムの現状を把握し、目標とするあるべき姿を設定して、全体最適を図りたい。このときに用いられる手法として、適切なものはどれか。
正解:EA (Enterprise Architecture)
要点:EAは現状と目標の姿を対比し全体最適を図る体系的手法
EAは、業務とシステムの現状(As-Is)を把握したうえで目指す姿(To-Be)を描き、その差を埋める移行計画を立てて全体最適を図る手法である。業務・データ・アプリケーション・技術といった複数の体系から組織全体を捉える点が特徴。DOAはデータ中心の設計手法、OOAはオブジェクト指向の分析手法、SOAはサービス単位でシステムを組み立てる考え方で、いずれも全体像の設計手法とは位置づけが異なる。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問27(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。