SOAとは?えすおーえー
略語の意味
SOA=Service Oriented Architecture
ソフトウェアの機能を「サービス」という独立した部品に分け、それを組み合わせてシステムを作る考え方(サービス指向アーキテクチャ)
- Service
- サービス(ここでは独立した機能の部品)
- Oriented
- 〜を中心にした
- Architecture
- 設計・構造
SOAとは、ソフトウェアの機能を「サービス」という独立した部品単位に分割し、それらを組み合わせて業務システムを構築するシステム設計の考え方。業務プロセスの変更に応じてサービスの組合せを柔軟に変えられる点が特徴。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
部署ごとにシステムを作ると、同じ顧客情報の照会機能が部署の数だけでき、住所の変更が片方にしか反映されないといったずれも起きる。機能を独立した部品として共有し、必要な業務がそれを呼び出す形にすれば、変更は一か所で済む。この考え方がSOAとして整理された。
具体例
「顧客情報照会」「在庫確認」「決済処理」といった機能をそれぞれ独立したサービスとして開発し、業務の変化に応じて組み合わせを変えながら複数の業務システムから再利用する。
試験での引っ掛け
特定の製品や通信技術の名前ではなく「設計の考え方」である点が要点で、SOAPやRESTは実現手段にすぎない。部品化の単位は業務上意味のあるサービスであり、クラスや関数といった内部の部品分割とは粒度が違う。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問17(IPA)
ある情報システムの構築において,ビジネスプロセス上の独立した業務機能という視点で部品化して情報システムを構築しておく。そして,将来の変更や他の情報システムの開発…
正解:SOA
要点:SOAは業務機能をサービス部品化し再利用しやすくする
SOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)は、業務上意味のある機能の単位を「サービス」として部品化し、それらを組み合わせてシステムを構築する考え方である。部品が業務機能の単位で独立しているため、業務の変更に応じた差替えや、別システムからの再利用がしやすくなる。データ構造を中心に設計するDOAや、事業者の呼称であるASP・ISPとは意味が異なる。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問10(IPA)
サービス指向アーキテクチャ(SOA)における“サービス”を構成する要素として、適切なものはどれか。
正解:利用者側から見たビジネスプロセス上で意味をもつ独立した機能の単位
要点:SOAのサービス=業務上意味をもつ独立した機能単位
SOA(サービス指向アーキテクチャ)は、システムを業務上意味のある機能の単位(サービス)に分け、それらを組み合わせてシステムを構築する設計思想である。ここでいうサービスは、利用者の業務プロセスから見て独立して意味をもち再利用できる機能であり、開発案件や問合せ対応といった管理上の単位ではない。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問3(IPA)
SOA(Service Oriented Architecture)とは、サービスの組合せでシステムを構築する考え方である。SOAを採用するメリットとして、適切…
正解:柔軟性のあるシステム開発が可能となる。
要点:SOAの利点は部品の組合せによる柔軟な開発
SOAは業務機能を「サービス」という部品単位に切り出し、それらを組み合わせてシステムを構成する設計思想である。業務の変更に対しては必要なサービスの差し替えや組み替えで対応できるため、柔軟性と再利用性が高まる。処理速度やセキュリティ、利用者教育の削減はSOAが直接もたらす効果ではない。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問27(IPA)解説で登場
企業の業務と情報システムの現状を把握し、目標とするあるべき姿を設定して、全体最適を図りたい。このときに用いられる手法として、適切なものはどれか。
正解:EA (Enterprise Architecture)
要点:EAは現状と目標の姿を対比し全体最適を図る体系的手法
EAは、業務とシステムの現状(As-Is)を把握したうえで目指す姿(To-Be)を描き、その差を埋める移行計画を立てて全体最適を図る手法である。業務・データ・アプリケーション・技術といった複数の体系から組織全体を捉える点が特徴。DOAはデータ中心の設計手法、OOAはオブジェクト指向の分析手法、SOAはサービス単位でシステムを組み立てる考え方で、いずれも全体像の設計手法とは位置づけが異なる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。