ASPとは?えーえすぴー
略語の意味
ASP=Application Service Provider
業務用のアプリを事業者が自社のコンピュータで動かし、利用者にはネットワーク越しに使わせる事業者(そのサービス)
- Application
- アプリ(応用ソフトウェア)
- Service
- サービス
- Provider
- 提供する人・会社
ASP(Application Service Provider)は、業務用のアプリケーションを自社のサーバ上で動かし、ネットワーク越しに利用者へ使わせる事業者、またはその提供形態のこと。利用者はソフトを買って自社に入れる必要がなく、ブラウザから必要な機能だけを使う。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
ソフトを買って自社のサーバに入れる形では、購入費のほかに設置・更新・故障対応の人手がずっと掛かり続ける。情報システム部門を持たない中小企業にはこの負担が重い。使う分だけ借りる形にすれば初期費用と運用の手間を外に出せる、という発想から生まれ、後のクラウドサービスへつながっていった。ITパスポートではソリューションビジネスの形態の一つとして問われる。
具体例
弥生やfreeeのように、会計や給与計算をネットワーク越しに提供する形はこの流れをくむ。利用する会社は自社にサーバを置かずに済み、法改正に伴う計算式の書き換えも提供事業者の側で済ませてもらえる。自社に情報システム部門がなくても業務システムを持てる形にあたる。
試験での引っ掛け
SaaSとの違いが問われる。ネット越しに機能を提供する点は同じだが、ASPは利用者ごとに環境を用意する形が基本で、一つの環境を多数の利用者で分け合うSaaSと区別され、その前身と整理される。プログラミング技術のActive Server Pages(ASP)とも綴りが同じなので、文脈で読み分ける。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問13(IPA)
ASPの説明として、適切なものはどれか。
正解:サーバ上のアプリケーションソフトウェアを、インターネット経由でユーザに提供する事業者、又はそのサービス形態
要点:ASPはアプリを回線経由で提供する事業者・形態
ASP(Application Service Provider)は、事業者が自社のサーバ上で動かすアプリケーションを、ネットワーク経由で複数の利用者に提供する形態を指す。利用者は自分でソフトを購入・導入せず、必要な機能を必要な期間だけ使える。回線を提供する事業者や、サービス視点でのシステム構築の考え方とは別の概念である。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問22(IPA)解説で登場
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問17(IPA)解説で登場
ある情報システムの構築において,ビジネスプロセス上の独立した業務機能という視点で部品化して情報システムを構築しておく。そして,将来の変更や他の情報システムの開発…
正解:SOA
要点:SOAは業務機能をサービス部品化し再利用しやすくする
SOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)は、業務上意味のある機能の単位を「サービス」として部品化し、それらを組み合わせてシステムを構築する考え方である。部品が業務機能の単位で独立しているため、業務の変更に応じた差替えや、別システムからの再利用がしやすくなる。データ構造を中心に設計するDOAや、事業者の呼称であるASP・ISPとは意味が異なる。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問26(IPA)
業務用ソフトウェアを、インターネットを経由して利用可能とするサービスとして、適切なものはどれか。
正解:ASP
要点:ASPは業務用ソフトをネット経由で提供するサービス形態
ASP(Application Service Provider)は、業務用アプリケーションを自社のサーバで稼働させ、インターネット経由で利用者に提供する事業者やそのサービス形態を指す。利用者は自前でソフトを購入・導入しなくてよい点が利点で、現在のSaaSにつながる考え方である。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問23(IPA)
組織の情報共有とコミュニケーションの促進を図るためにグループウェアを利用することを検討している。必要なサーバやソフトウェアを自社で購入せずに利用できるソリューシ…
正解:ASP
要点:ASPはアプリを買わずネットワーク越しに利用するサービス
ASPは、事業者が自社の設備上で稼働させるアプリケーションをネットワーク経由で顧客に貸し出す形態で、利用者はサーバやソフトウェアを購入せずに機能だけを利用できる。グループウェアを自社導入せずに使いたいという要求に合致する。
出典・参考
公式シラバスの3 システム戦略 > 20. ソリューションビジネス > (2) ソリューションの形態に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。