E-R図とは?いーあーるず
略語の意味
E-R=Entity Relationship Diagram
データベースで扱う「もの」(顧客・商品など)と、それらの「関係」を線で結んで表した図
- Entity
- 実体(扱う「もの」)
- Relationship
- 関係
- Diagram
- 図
E-R図とは、データベースの設計段階で、扱う対象である実体(エンティティ)と、実体同士の関連(リレーションシップ)を図に表したもの。1対1・1対多・多対多といった対応の数(多重度)まで書き込み、表をどう分けるかを決める前に全体の構造を見渡すために描く。
最終更新:2026-10-10
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表の設計をいきなり始めると、どの情報をどの表に入れるかが担当者ごとにばらばらになり、後から表同士をつなげなくなる。業務の言葉のまま「何と何があって、どうつながるか」だけを先に描いておけば、利用部門とも同じ絵を見て合意できる。特に多対多はそのままでは表にできないので、早い段階で見つけておきたい。
具体例
図書館なら「利用者」「本」「貸出」を実体として置き、1人の利用者が何度も貸出をする1対多を線で表す。1冊の本を複数人が借り、1人が複数冊借りる多対多の関係は、間に「貸出」を挟むことで表に落とせる形に整理する。
試験での引っ掛け
表すのはデータの構造(実体と関連)であって、処理の流れではない。データの流れを描くDFDや流れ図との取り違えが定番で、ソフトウェアの設計図の描き方を定めた統一規格UMLの図の一種でもない。また1対多の多重度を、どちらの側から読むかを逆にする誤りも多い。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問14(IPA)
業務で利用するデータの構造を分析し、抽出したエンティティとエンティティ間の関係をE-R図などで整理する手法はどれか。
正解:データモデリング
要点:データモデリングは実体と関連をE-R図で整理する設計手法
データモデリングは、業務で扱う情報を実体(エンティティ)と実体間の関連(リレーションシップ)として整理し、E-R図などで表現する手法である。データベース設計の上流工程にあたり、業務の構造をデータの観点から明確にすることが目的である。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問50(IPA)解説で登場
時間を横軸にし、タスクを縦軸に取って所要期間に比例した長さで表した工程管理図はどれか。
正解:ガントチャート
要点:ガントチャートは作業期間を横棒で示す工程管理図
ガントチャートは、縦軸に作業(タスク)、横軸に時間を取り、各作業の開始から終了までを所要期間に比例した長さの横棒で示す工程管理図である。予定と実績を並べて示せるため進捗の把握に向く。作業の順序関係や最長経路を扱うのはアローダイアグラム、データ構造を表すのはE-R図である。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問31(IPA)
業務をモデル化する際のモデリング手法の適切な組合せはどれか。
正解:業務プロセスモデル:DFD データモデル:E-R図
要点:業務プロセスはDFD、データ構造はE-R図
DFDはデータの流れと処理・データストアで業務の処理過程を表す図であり、業務プロセスのモデル化に用いる。E-R図は実体(エンティティ)とその間の関連を表す図で、データ構造のモデル化に用いる。PERTは作業の順序と所要時間から日程を管理する手法で、モデリング手法ではない。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問14(IPA)解説で登場
業務プロセスの分析時に作成するDFDの説明として、適切なものはどれか。
正解:業務を構成する処理と、その間で受け渡されるデータの流れを示す。
要点:DFDは業務の処理とデータの流れを図式化する
DFD(Data Flow Diagram)は、業務を構成するプロセスと、その間をやり取りされるデータの流れを図示する記法である。プロセス、データフロー、データストア、外部実体の4要素で構成され、データがどこで生まれどこへ渡るかを追える。データ同士の関係を表すE-R図とは目的が異なる。
出典・参考
公式シラバスの3 システム戦略 > 19. 業務プロセス > (1) 業務プロセスに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。