DFD(データフローダイアグラム)とは?でぃーえふでぃー
略語の意味
DFD(データフローダイアグラム)=Data Flow Diagram
業務やシステムの中で、データがどこから来て、どんな処理を通り、どこへ保存・出力されるかの流れを記号で表した図
- Data
- データ
- Flow
- 流れ
- Diagram
- 図
DFD(データフローダイアグラム)とは、業務やシステムの中でデータがどこから来て、どの処理を通り、どこへ保存・出力されるかという流れを、処理(プロセス)・データストア・データフロー・外部実体の4種類の記号で表す図。要件定義の段階で現行業務と新しい業務のデータの流れを整理し、システム化する範囲を関係者で確認するために使う。
最終更新:2026-10-10
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業務を文章で書き出すと、読む人によって解釈が変わり、抜けや重複にも気づきにくい。とくに部署をまたぐ仕事は、どの書類がどこで生まれてどこで滞っているのかが当事者にも見えていない。データの動きだけに絞って図にすれば、業務担当者と開発者が同じ絵を見て確認できる。ITパスポートでは、ほかの図との目的の違いという形で問われる。
具体例
受注業務であれば、外部実体である「顧客」から届いた注文が「受注入力」という処理を通り、「受注ファイル」というデータストアに保存され、そこから「出荷指示」の処理へ渡る、という流れを図示する。
試験での引っ掛け
DFDが表すのは「データの流れ」であって、処理を行う順序や時間の流れではない。手順や条件分岐を表すのはフローチャート、データの構造や実体どうしの関係を表すのはE-R図で、目的が異なる。DFDには分岐や繰り返しを書き表す記号は無い。
関連用語
出た過去問
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問89(IPA)
S社の販売管理業務をDFDで表すとき、次の図のa、bに入る適切な字句の組合せはどれか。 〔中問A:販売管理業務に関する記述〕 S社の販売管理業務は、受注処理、出…
正解:a:受注管理ファイル b:出荷処理
要点:DFDは受注処理→受注管理ファイル→出荷処理の順で流れる
DFDでは、処理(プロセス)とデータストアが交互に現れる形で業務の流れを表す。この業務では、顧客からの注文依頼を受けた受注処理の結果が受注管理ファイルに登録され、それを読み取って在庫引当と納品書作成を行うのが出荷処理である。したがって、受注処理の次に置かれるデータストアが受注管理ファイル、それを参照する処理が出荷処理となる。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問31(IPA)
業務をモデル化する際のモデリング手法の適切な組合せはどれか。
正解:業務プロセスモデル:DFD データモデル:E-R図
要点:業務プロセスはDFD、データ構造はE-R図
DFDはデータの流れと処理・データストアで業務の処理過程を表す図であり、業務プロセスのモデル化に用いる。E-R図は実体(エンティティ)とその間の関連を表す図で、データ構造のモデル化に用いる。PERTは作業の順序と所要時間から日程を管理する手法で、モデリング手法ではない。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問14(IPA)
業務プロセスの分析時に作成するDFDの説明として、適切なものはどれか。
正解:業務を構成する処理と、その間で受け渡されるデータの流れを示す。
要点:DFDは業務の処理とデータの流れを図式化する
DFD(Data Flow Diagram)は、業務を構成するプロセスと、その間をやり取りされるデータの流れを図示する記法である。プロセス、データフロー、データストア、外部実体の4要素で構成され、データがどこで生まれどこへ渡るかを追える。データ同士の関係を表すE-R図とは目的が異なる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問94(IPA)
文献の貸出管理業務に関する記述(問93と同じ状況)。貸出から返却までの手続: (1)社員は借りたい文献を書庫から取り出して、資料室の担当者(以下、担当者という)…
正解:a:貸出、b:貸出、c:返却
要点:DFDは各処理が触れるデータストアから役割を読む
上部の処理は社員からの入力を受けて文献表と社員表を参照し、さらに貸出表へ書き込んでいるので、複数のデータストアとやり取りする貸出処理にあたる。下部の処理は貸出表だけを参照・更新しているので返却処理である。両方の処理が共通して使うbは貸出表となる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問3(IPA)
業務分析を行うときに,DFDを用いて検討するのに適しているものはどれか。
正解:業務の流れの改善点
要点:DFDはデータの流れを可視化し業務改善点を探る図
DFD(データフロー図)は、データがどこで発生し、どの処理を経て、どこに蓄積・出力されるかという流れを図式化する手法である。データの源泉/吸収、プロセス、データストア、データフローの4要素で業務を表現するため、情報の流れの重複や無駄を見つけて業務改善につなげる用途に適している。日程や費用といった時間・金額の管理には別の技法を用いる。
出典・参考
公式シラバスの3 システム戦略 > 19. 業務プロセス > (1) 業務プロセスに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。