三点見積り(PERT)とは?
三点見積り(PERT)とは、楽観値(O)、最頻値(M)、悲観値(P)の3点から期待値を求める見積り技法。ベータ分布では期待値=(O+4M+P)/6、標準偏差=(P−O)/6 で計算する。不確実性を数値として表現できる点が利点。
ITパスポートの過去問では7回出題されています(2010年度〜2019年度)。
さんてんみつもり
三点見積り(PERT)の意味
楽観値(O)、最頻値(M)、悲観値(P)の3点から期待値を求める見積り技法。ベータ分布では期待値=(O+4M+P)/6、標準偏差=(P−O)/6 で計算する。不確実性を数値として表現できる点が利点。
三点見積り(PERT)の具体例
O=8日、M=10日、P=18日なら期待値は(8+40+18)/6=11日、標準偏差は(18−8)/6≒1.67日。
三点見積り(PERT)は試験でどう引っ掛けられる?
三角分布では期待値=(O+M+P)/3 となり係数が異なる。どちらの分布を前提としているかを確認する。
三点見積り(PERT)と関連する用語
三点見積り(PERT)が出た過去問
業務をモデル化する際のモデリング手法の適切な組合せはどれか。
要点:業務プロセスはDFD、データ構造はE-R図
DFDはデータの流れと処理・データストアで業務の処理過程を表す図であり、業務プロセスのモデル化に用いる。E-R図は実体(エンティティ)とその間の関連を表す図で、データ構造のモデル化に用いる。PERTは作業の順序と所要時間から日程を管理する手法で、モデリング手法ではない。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問31(IPA)新営業店システム開発プロジェクトの作業を,図のように階層的に表現する手法はどれか。
正解:WBS(Work Breakdown Structure)
要点:WBSは作業を階層的に分解して管理単位を明確にする
WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成図)は、プロジェクトの成果物や作業を段階的に細かく分解し、階層構造(ツリー)で整理する手法である。最下位の作業単位まで分けることで、見積りや担当割当て、進捗管理の単位が明確になる。日程の前後関係を表すPERTや、規模を見積もるファンクションポイント法とは目的が異なる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問42(IPA)プロジェクトの開始から完了まで最も所要時間が掛かるクリティカルパスを見つけるのに使う図として、適切なものはどれか。
正解:アローダイアグラム
要点:クリティカルパスはアローダイアグラム(PERT図)で求める
アローダイアグラム(PERT図)は作業を矢印、結合点を丸で表して作業の前後関係と所要日数を示す図で、最早開始・最遅開始を計算することで全体の所要期間を決める最長経路すなわちクリティカルパスを求められる。他の選択肢は品質分析やデータ分布、節目の管理に使う図である。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問49(IPA)作業項目の順序関係や依存関係を表すことができ、プロジェクトのスケジュール作成において使用する図として、適切なものはどれか。
正解:アローダイアグラム
要点:作業の順序と依存を表しスケジュールを組むのはアローダイアグラム
アローダイアグラム(PERT図)は、作業を矢印、結合点を丸で表し、どの作業がどの作業の完了を前提とするかという順序関係・依存関係を図示する。全体の所要日数やクリティカルパスの把握に使われ、スケジュール作成の代表的な道具である。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問44(IPA)中問C:ある機械の組立て作業のメンバになったPさんは,リーダの指導の下,作業工程を確認するためにアローダイアグラムを作成した。作成したアローダイアグラムは,効率…
正解:それぞれの作業の前後関係を調べて
要点:アローダイアグラムは作業の前後関係から組み立てる
アローダイアグラム(PERT図)は作業の順序関係を矢線で表す図なので、作成にあたっては、どの作業がどの作業の完了を待つのかという前後関係(依存関係)を洗い出すことが出発点になる。費用やリスク、担当者の技量は日程計画の材料ではあっても、図の構造そのものを決めるものではない。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問93(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。