正規化とは?
正規化とは、データの重複や更新時の矛盾(更新異常)を排除するために、テーブルを段階的に分割して整理する設計手法。第1正規形、第2正規形、第3正規形などの段階がある。
ITパスポートの過去問では19回出題されています(2009年度〜2026年度)。
せいきか
正規化の意味
データの重複や更新時の矛盾(更新異常)を排除するために、テーブルを段階的に分割して整理する設計手法。第1正規形、第2正規形、第3正規形などの段階がある。
正規化の具体例
「注文」テーブルに顧客名や住所をそのまま持たせると、同じ顧客が複数回注文するたびに同じ情報が重複して記録され、住所変更時にすべての行を直す必要が生じる。「顧客」テーブルを分離すれば、顧客情報は1か所を直すだけで済む。
正規化は試験でどう引っ掛けられる?
正規化はデータの重複・矛盾を防ぐための手法であり、単に「表を細かく分ける」こと自体が目的ではない。
正規化と関連する用語
正規化が出た過去問
関係データベースを利用する際に、データの正規化を行う目的として、適切なものはどれか。
正解:データが重複したり、データ更新の際に矛盾が生じたりしないようにする。
要点:正規化は重複を排し更新時の矛盾を防ぐテーブル設計
正規化は、繰り返し項目や重複するデータを排除し、一つの事実が一か所にだけ記録されるようにテーブルを分割する作業である。同じ情報が複数箇所に散らばっていると、更新の際に一部を直し忘れて矛盾(更新時異状)が生じるため、これを防ぐことが主な目的となる。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問63(IPA)図2の請求書を表として記録することになった。請求書の表を作成するに当たり、伝票番号、日付、取引先コード、部署名、商品コード、数量、単価の七つの項目を記録すること…
正解:2つの表:表1(伝票番号・日付・取引先コード・部署名)、表2(伝票番号・商品コード・数量・単価)
要点:伝票と明細は分割し明細側に伝票番号を持たせて結合する
1枚の伝票には複数の明細が並ぶため、伝票単位の情報(日付や取引先)と明細単位の情報(商品と数量、単価)を一つの表に入れると、明細の数だけ伝票情報が重複してしまう。そこで伝票の表と明細の表に分け、明細側に伝票番号を持たせて両者を結び付けるのが適切な形である。結合するための項目がないと、どの明細がどの伝票のものか分からなくなる。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問100(IPA)関係データベースを構築するに当たり、データの正規化を行う目的はどれか。
正解:データの冗長性を排除して保守性を高める。
要点:正規化はデータの重複と矛盾を防ぐ設計手法
正規化は、同じ情報が複数の場所に重複して持たれる状態を解消し、表を適切に分割してデータの重複や矛盾(更新時異常)を防ぐ設計手法である。重複が無くなることで、変更が一か所で済み、保守しやすいデータベースになる。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問63(IPA)次のa〜dのうち、オブジェクト指向の基本概念として適切なものだけを全て挙げたものはどれか。a:クラス b:継承 c:データの正規化 d:ホワイトボックステスト
正解:a, b
要点:オブジェクト指向の基本はクラス・継承・カプセル化・多相性
オブジェクト指向は、データとその操作をひとまとめにしたオブジェクトを単位に設計する考え方で、その型を定義するクラス、上位クラスの性質を引き継ぐ継承、内部を隠すカプセル化、同じ呼び出しに型ごとに応じる多相性が基本概念である。正規化は関係データベース設計、ホワイトボックステストはテスト技法であり分野が異なる。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問45(IPA)関係データベースのデータを正規化する目的として、適切なものはどれか。
正解:データの一貫性を保つ。
要点:正規化の目的は重複を排してデータの一貫性を保つこと
正規化は、一つの表に重複して持たれているデータを複数の表に分割し、同じ事実が1か所にだけ記録されるように整理する作業である。重複がなくなることで、更新漏れによる矛盾(更新時異状)が起きにくくなり、データの一貫性が保たれる。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問79(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。