カプセル化とは?かぷせるか
カプセル化とは、データと、そのデータを扱う手続きを1つの部品にまとめ、外からは決められた手続きを通してしかデータに触れないようにすること。中身を隠すことで、データに間違った値が入るのを防ぎ、部品の中身を作り直してもその影響が外へ広がりにくくなる。オブジェクト指向の考え方の一つである。
最終更新:2026-10-10
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プログラムが大きくなると、あちこちの場所から同じデータを書き換えるようになり、おかしな値が入っても原因の場所を探しきれない。誰でも触れる状態をやめ、触れる窓口を決めた部品に分けておけば、調べる範囲がその部品の中に絞れる。中身を作り直すときも、窓口さえ変えなければ外の部分は直さずに済む。
具体例
銀行口座の部品で、残高のデータを外から直接書き換えられないように隠し、「入金する」「出金する」という手続きだけを外に見せる。出金の手続きの中で「残高が足りなければ断る」と確かめれば、外から残高を直接マイナスにすることは仕組みの上で起こり得なくなる。
試験での引っ掛け
「まとめること」だけを答えにすると不十分で、外からの触り方を制限する点までが定義。データを隠しても、読み書きの手続きを何でも外に見せてしまえば、実質的に隠せておらずカプセル化の効果が薄れる。
関連用語
出た過去問
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問47(IPA)解説で登場
オブジェクト指向設計の特徴はどれか。
正解:オブジェクトに外部からメッセージを送れば機能するので、利用に際してその内部構造や動作原理の詳細を知る必要はない。
要点:オブジェクトは内部を隠しメッセージ経由で利用できる
オブジェクト指向では、データとそれを操作する手続きを一つのオブジェクトにまとめ、内部の実装を外部から隠す(カプセル化)。利用する側は決められたメッセージを送るだけでよく、内部構造を知る必要がない。この性質により、部品としての再利用や大規模開発への適用がしやすくなる。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問45(IPA)解説で登場
次のa〜dのうち、オブジェクト指向の基本概念として適切なものだけを全て挙げたものはどれか。a:クラス b:継承 c:データの正規化 d:ホワイトボックステスト
正解:a, b
要点:オブジェクト指向の基本はクラス・継承・カプセル化・多相性
オブジェクト指向は、データとその操作をひとまとめにしたオブジェクトを単位に設計する考え方で、その型を定義するクラス、上位クラスの性質を引き継ぐ継承、内部を隠すカプセル化、同じ呼び出しに型ごとに応じる多相性が基本概念である。正規化は関係データベース設計、ホワイトボックステストはテスト技法であり分野が異なる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。