データベースとは?でーたべーす
データベースとは、複数の人や業務で共通して使うデータを、重複なく整理してためておき、必要なときに取り出せるようにした仕組み。表計算ソフトのファイルと違い、誰かが書き換えている最中でも他の人が矛盾した内容を読まないように制御され、権限のある人だけが見られるように管理される。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
部署ごとに顧客名簿を別々の表計算ファイルで持つと、住所変更が片方にしか反映されず、どれが正しいのか分からなくなる。同じデータを1か所に集めて全員がそこを見る形にすれば、直す場所も1か所で済む。この「重複をなくして1か所に置く」という発想がデータベースの出発点である。
具体例
ヤマト運輸の荷物追跡は、集荷・仕分け・配達の各拠点が同じデータベースを更新しているため、利用者が見る画面と現場の記録が食い違わない。拠点ごとに別の台帳を持っていたら、追跡番号を入れても最新の状況は分からない。
試験での引っ掛け
「データベース=データをためた大きなファイル」ではない。同時に使われても矛盾しないように制御する仕組みまで含めてデータベースであり、その制御を担うソフトウェアをDBMSと呼ぶ。両者を同じものとして選択肢に並べる問題が出る。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問4(IPA)
データマイニングとは、データベースに蓄積されている大量の生データに対し、統計やパターン認識などの手法を用いることによって、認識されていなかった規則性や関係性を導…
正解:顧客に応じた商品の推薦
要点:データマイニングは未知の規則性や関連を発見する技術
データマイニングの特徴は、あらかじめ分かっている条件で切り出す集計や抽出とは異なり、大量データから未知の規則性や相関を発見する点にある。購買履歴から「ある商品を買った人は別の商品も買いやすい」といった関連性を見つけ、推薦に生かす用途はまさに隠れた関係性の発見にあたる。他の選択肢は既知の条件による集計・抽出や最適化の問題である。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問14(IPA)解説で登場
業務で利用するデータの構造を分析し、抽出したエンティティとエンティティ間の関係をE-R図などで整理する手法はどれか。
正解:データモデリング
要点:データモデリングは実体と関連をE-R図で整理する設計手法
データモデリングは、業務で扱う情報を実体(エンティティ)と実体間の関連(リレーションシップ)として整理し、E-R図などで表現する手法である。データベース設計の上流工程にあたり、業務の構造をデータの観点から明確にすることが目的である。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問76(IPA)
データベースの内容を、利用者の業務の機密性に応じて限定的に表示するようにしたい。その手法として、最も適切なものはどれか。
正解:アクセス権を、データと利用者の組合せに対して設定する。
要点:表示範囲の制御はデータと利用者の組合せでアクセス権を設定
必要な人に必要な範囲だけ見せるには、どのデータに対して誰がどの操作を行えるかというアクセス権を設定するのが基本である。データと利用者の組合せで権限を管理すれば、一つのデータベースを共有したまま、業務や職責に応じた表示範囲の制御ができる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。