トランザクションとは?
トランザクションとは、データベースに対する一連の処理を、それ以上分割できない1つのまとまりとして扱う単位。全ての処理が成功するか、1つも実行されなかったことにするかのどちらかにする(中途半端な状態を許さない)。
ITパスポートの過去問では19回出題されています(2009年度〜2026年度)。
とらんざくしょん
トランザクションの意味
データベースに対する一連の処理を、それ以上分割できない1つのまとまりとして扱う単位。全ての処理が成功するか、1つも実行されなかったことにするかのどちらかにする(中途半端な状態を許さない)。
トランザクションの具体例
銀行口座間の送金処理では「Aの口座から引く」「Bの口座に足す」の2つの処理を1つのトランザクションとして扱う。片方だけ成功すると残高が矛盾するため、両方成功か両方失敗かのいずれかにする。
トランザクションは試験でどう引っ掛けられる?
「SQL文1つ=1トランザクション」とは限らない。口座振替のように出金と入金の2処理でひとまとまり、が典型例。片方だけ反映された中途半端な状態は許されない(原子性)という点が繰り返し問われる。
トランザクションと関連する用語
トランザクションが出た過去問
コンピュータシステムが単位時間当たりに処理できるジョブやトランザクションなどの処理件数のことであり、コンピュータの処理能力を表すものはどれか。
正解:スループット
要点:スループットは単位時間あたりの処理件数で表す処理能力
スループットは、単位時間あたりに処理できる仕事量を表す指標で、システム全体の処理能力を示すときに用いる。これに対し、一つの要求を出してから結果が返るまでの時間はレスポンスタイムであり、量を測る指標と時間を測る指標という違いがある。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問61(IPA)オンライントランザクション処理システムを構成するサーバ上のソフトウェアのうち、データベース管理システムの役割の説明として、適切なものはどれか。
正解:アプリケーションプログラムからデータの検索や更新の要求を受け付けて、データベース内のデータの検索や更新をする。
要点:DBMSはアプリの要求を受けデータベースを検索・更新する
DBMS(データベース管理システム)は、アプリケーションからの検索・更新要求を受け取り、実際のデータベースに対して読み書きを行うソフトウェアである。同時実行制御や障害回復、アクセス権管理も担い、アプリケーションが物理的な格納方法を意識しなくて済むようにする。業務処理そのものはアプリケーション、要求受付や通信は他のミドルウェア・OSが担う。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問58(IPA)データベースの障害回復に用いられ、データベースの更新に関する情報が格納されているファイルはどれか。
正解:ログファイル
要点:ログファイルの更新履歴でロールバック・ロールフォワードを行う
ログファイル(ジャーナルファイル)には、データベースの更新前・更新後の値や更新の順序といった履歴が記録される。障害が起きたときは、バックアップを復元したうえでログの更新後情報を使って再実行するロールフォワードや、未完了のトランザクションを更新前情報で取り消すロールバックによって回復する。バックアップファイルは復旧の出発点となるが、更新情報そのものを持つのはログファイルである。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問88(IPA)データベース管理システムを利用する目的はどれか。
正解:複数の利用者がデータの一貫性を確保しながら情報を共有する。
要点:DBMSは一貫性を保ちながらデータを共有させる仕組み
DBMS(データベース管理システム)は、複数の利用者やプログラムが同時に同じデータを扱っても矛盾が生じないよう、排他制御やトランザクション管理によって一貫性を保ちながらデータを共有できるようにする仕組みである。あわせて障害回復や機密保護の機能も備えるが、OSの代わりになったり、バックアップを不要にしたりするものではない。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問53(IPA)あるトランザクション処理は、①共有領域から値を読み取り、②読み取った値に数値を加算し、③結果を共有領域に書き込む手順からなっている。複数のトランザクションを並列…
正解:時点(a)にロック、時点(d)に解除
要点:更新の消失を防ぐには読取り前にロックし書込み後に解除する
読み取ってから書き込むまでの間に他のトランザクションが同じ領域を更新すると、加算結果が失われる(更新の消失)。これを防ぐには、読取りを始める前にロックを掛け、書込みが完了した後に解除する必要がある。書込み前の時点で解除すると、その隙に他の処理が古い値を読んでしまう。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問67(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。