SQLとは?えすきゅーえる
略語の意味
SQL=Structured Query Language
表の形でデータを整理して保存しておく仕組み(データベース)に、データの取り出し・追加・書き換え・削除を頼むための専用の言葉
- Structured
- 決まった形の・構造化された
- Query
- 問い合わせ
- Language
- 言語
SQLとは、表の形でデータを管理するリレーショナルデータベースを操作するための専用言語。「どの表から」「どの条件に合う行を」「どの項目を」取り出すかを書くと、結果が表として返る。基本の命令は、データを探して取り出すSELECT、新しい行を足すINSERT、すでにある行の中身を書き換えるUPDATE、行を消すDELETEの4つ。ITパスポートのシラバスはSQLの文法(書き方の決まり)は問わないとしているので、まずはどの命令が何をするかを区別できるようにしておくとよい。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
部署ごとに表計算ソフトでデータを持つと、同じ取引先が別々に登録され、集計のたびに手作業のつき合わせが必要になる。データを1か所にまとめても、必要な情報だけを取り出す共通の頼み方がなければ利用者は使えない。そこで、処理の手順ではなく「どういう結果が欲しいか」を書けば済む言語が用意された。データベース製品が違っても同じ書き方が通るのは、この言語が標準化されているためである。
具体例
例えば顧客の表から「東京都の人の氏名と電話番号だけ」を取り出したいときは、検索のSELECTの命令にその条件を書けば、結果が表として返る。この頼み方はOracle DatabaseでもMySQLでもほぼ共通で、Microsoft Accessや、データを集計してグラフにするBIツールの裏側でも同じ問い合わせが実行されている。
試験での引っ掛け
プログラムの処理手順を組み立てる言語ではなく、データベースへの問い合わせの言語である点がまず問われる。命令では、INSERTは新しい行を足す、UPDATEはすでにある行の中身を書き換える、と区別して覚える。日本語の「登録」「更新」につられて取り違えやすい。DELETEで消えるのは表の中の行で、表そのものは残る。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問4(IPA)解説で登場
A商店街では、インターネット上にサイトを作り、商店街のプロモーションを行うことにした。サイトに組み込むことによって、顧客とのコミュニケーションの向上が期待できる…
正解:SNS
要点:顧客との双方向の交流を生むのはSNS。SCM・SQL・SSLとは目的が違う
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は、利用者同士が情報を発信し合い、コメントや共有を通じて双方向にやり取りできる仕組みである。商店街のサイトに組み込めば、顧客の声を直接受け取り返答できるため、コミュニケーションの向上が期待できる。他の選択肢は供給網管理、データベース操作言語、通信の暗号化であり、いずれも顧客との対話を生む仕組みではない。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問58(IPA)解説で登場
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問83(IPA)解説で登場
情報システムに対する攻撃のうち,あるIDに対して所定の回数を超えてパスワードの入力を間違えたとき,当該IDの使用を停止させることが有効な防衛手段となるものはどれ…
正解:総当たり攻撃
要点:総当たり攻撃にはアカウントロックが有効
総当たり攻撃は、考えられるパスワードを次々に試して正解を探す手口なので、誤入力が一定回数続いたらアカウントを停止する仕組みが有効に働く。DoS攻撃やSQLインジェクション、フィッシングは、いずれもパスワードの試行回数制限とは対策の性質が異なる。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問64(IPA)
SQLインジェクションの対策などで用いられ、処理の誤動作を招かないように、利用者がWebサイトに入力した内容に含まれる有害な文字列を無害な文字列に置き換えること…
正解:サニタイジング
要点:サニタイジングは特殊文字を無害化し不正な解釈を防ぐ
サニタイジングは、利用者が入力した文字列のうち、プログラムやデータベースに特別な意味を持つ記号を無害な表現へ置き換える処理である。これにより入力がSQL文やHTMLの一部として解釈されるのを防ぎ、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングを防げる。ストリーミングは配信方式、テザリングは端末経由の通信共有、リバースエンジニアリングは製品の解析技法である。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問79(IPA)解説で登場
Webサイトによっては、ブラウザで閲覧したときの情報を、ブラウザを介して閲覧者のPCに保存することがある。以後このWebサイトにアクセスした際は保存された情報を…
正解:Cookie
要点:Cookieはサイトがブラウザ経由で端末に残す情報の仕組み
Cookieは、Webサーバがブラウザを介して閲覧者の端末に小さなデータを保存させ、次回以降のアクセス時にそれを送り返させる仕組みである。ログイン状態の保持や買い物かごの内容の引き継ぎなどに使われる。SQLはデータベース操作の言語、URLは所在を示す表記、XMLはデータ記述の書式であり、いずれも端末側に情報を保存する仕組みではない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。