ルータとは?るーた
ルータとは、宛先のIPアドレスを見て、異なるネットワークどうしをつなぎ、データを適切な経路へ中継する機器。会社や家庭では、社内・宅内のLANとインターネット側の回線をつなぐ出入口の役割を担う。市販の家庭用ルータは、無線LANのアクセスポイント機能やIPアドレスを自動で配るDHCP機能を兼ねていることが多い。
最終更新:2026-10-10
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ネットワークは、事務所の1フロア、支店、契約した回線というように単位ごとに区切って作られる。区切らないと通信が混み合ううえ、障害や不正アクセスの影響も全体に及ぶ。区切ったうえで必要な通信だけを行き来させる装置が必要になり、宛先の住所であるIPアドレスを読んで次の渡し先を選ぶルータが生まれた。ITパスポートでは他のネットワーク機器との役割の違いが定番の出題になる。
具体例
NTT東日本の光回線を引いた事務所では、回線終端装置の先にバッファローなどの無線LANルータを置き、社内のパソコンやスマートフォンからの通信をまとめてインターネット側へ中継している。
試験での引っ掛け
IPアドレスを見て異なるネットワークの間を中継するのがルータ。同じLAN内でMACアドレスを見て宛先のポートにだけ流すのがスイッチ(スイッチングハブ)、受けた信号を全ポートへ流すのがリピータハブで、この3つの役割の違いが繰り返し問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問74(IPA)解説で登場
インターネットからの不正アクセスを防ぐことを目的として、インターネットと内部ネットワークの間に設置する仕組みはどれか。
正解:ファイアウォール
要点:ファイアウォールは内外の境界で通信を選別し不正侵入を防ぐ
ファイアウォールは、インターネットと内部ネットワークの境界に置き、あらかじめ定めた規則に従って通信を通すか遮断するかを判断する仕組みである。これにより外部からの不正アクセスや不要な通信を遮り、内部ネットワークを保護する。DNSサーバは名前解決、ルータは経路選択が本来の役割で、WANは広域ネットワークそのものを指す。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問64(IPA)
ルータの機能の説明として、適切なものはどれか。
正解:データの通信経路を制御し、ネットワーク間を中継する。
要点:ルータは経路を判断しネットワーク間を中継する
ルータは、宛先のIPアドレスを見て次にどの経路へ送るかを判断し、異なるネットワーク同士を中継する装置である。経路情報を保持し、複数の経路がある場合は適切なものを選ぶ。読み取り装置や変調装置、Webサーバとは役割がまったく異なる。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問84(IPA)
ネットワークを構成する機器であるルータの機能の説明として、適切なものはどれか。
正解:異なるネットワークを相互接続し、パケットの中継を行う。
要点:ルータは異なるネットワーク間をIPアドレスに基づき中継する
ルータは、異なるネットワーク同士を接続し、パケットの宛先IPアドレスを見て経路表に従い適切な方向へ中継する機器である。信号を増幅して延長するリピータ、同一ネットワーク内で転送先ポートを選ぶスイッチングハブ、媒体を変換するメディアコンバータとは役割が異なる。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問65(IPA)
ルータの説明として、適切なものはどれか。
正解:LANやWANを相互接続する機器で、受信データのIPアドレスを解析して適切なネットワークに転送する。
要点:ルータはIPアドレスを見てネットワーク間を中継する
ルータは、受信したパケットのIPアドレス(ネットワーク層の情報)を見て、経路表に従って適切なネットワークへ転送する機器である。LAN同士やLANとWANの接続に用いられる。MACアドレスで転送先を決めるスイッチングハブや、全ポートへ流すリピータハブとは動作する階層が異なる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。