パケットとは?ぱけっと
パケットとは、ネットワークでデータを送る際に分割される、小さなデータのまとまり。一つひとつに宛先や送信元を書いたヘッダが付き、受信側で元の順序に組み立て直される。細かく分けて送ることで、1本の回線を多数の通信で同時に分け合える(多重化できる)ようになる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
回線を1組の通信で占有する方式では、大きなデータを送っている間ほかの人は待たされ、話していない間は回線が遊ぶ。荷物を小分けにして宛名を貼れば、行き先の違う荷物を混ぜて運んでも正しく届く。この発想がパケット交換で、インターネットが安価に広まった土台になっている。ITパスポートでは分割する利点や、通信量に応じた課金の話として出てくる。
具体例
動画配信を見るとき、動画データはそのまま流れてくるのではなく多数のパケットに分けて送られ、手元の端末で順序どおり組み立てられる。スマートフォンの料金プランで数えている通信量も、このパケットの合計にあたる。
試験での引っ掛け
「分割するから遅くなる」ではなく、分割によって1本の回線を複数の通信で分け合えることが利点。宛先情報はデータ本体ではなくヘッダに付く。順番が入れ替わって届いたときの並べ直しや、欠けた分の再送はTCP(データを確実に届けるための通信の約束ごと)の役目であり、パケットそのものの機能ではない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問68(IPA)解説で登場
サーバに対するDoS攻撃のねらいはどれか。
正解:サービスを妨害する。
要点:DoS攻撃のねらいはサービスを提供不能にすること
DoS(Denial of Service)攻撃は、大量の要求や不正なパケットを送り付けてサーバの処理能力や回線を使い切らせ、正規の利用者がサービスを受けられない状態にする攻撃である。ねらいはあくまでサービスの妨害であり、情報を盗んだり改ざんしたり権限を奪ったりすることを直接の目的とはしない。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問84(IPA)
ネットワークを構成する機器であるルータの機能の説明として、適切なものはどれか。
正解:異なるネットワークを相互接続し、パケットの中継を行う。
要点:ルータは異なるネットワーク間をIPアドレスに基づき中継する
ルータは、異なるネットワーク同士を接続し、パケットの宛先IPアドレスを見て経路表に従い適切な方向へ中継する機器である。信号を増幅して延長するリピータ、同一ネットワーク内で転送先ポートを選ぶスイッチングハブ、媒体を変換するメディアコンバータとは役割が異なる。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問65(IPA)解説で登場
ルータの説明として、適切なものはどれか。
正解:LANやWANを相互接続する機器で、受信データのIPアドレスを解析して適切なネットワークに転送する。
要点:ルータはIPアドレスを見てネットワーク間を中継する
ルータは、受信したパケットのIPアドレス(ネットワーク層の情報)を見て、経路表に従って適切なネットワークへ転送する機器である。LAN同士やLANとWANの接続に用いられる。MACアドレスで転送先を決めるスイッチングハブや、全ポートへ流すリピータハブとは動作する階層が異なる。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問68(IPA)
パケット交換方式に関する記述のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a:インターネットにおける通信で使われている方式である。 b:通信相手との通信経路…
正解:a, c
要点:パケット交換は回線を共用し、分割して送る。帯域保証は回線交換
パケット交換方式は、データを小さな単位に分割して送り、回線を複数の通信で共用する方式で、インターネットの基盤となっている。課金は送受信したパケットの数や量に基づくのが一般的である。経路を占有して帯域を保証するのは回線交換方式の特徴であり、大容量データも複数のパケットに分割して送れるため通信できないということはない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。