DNSとは?でぃーえぬえす
略語の意味
DNS=Domain Name System
人が読めるドメイン名(example.co.jp など)を、コンピュータが通信に使う番号の住所(IP アドレス)に変える仕組み
- Domain
- 領域(インターネット上の名前のまとまり)
- Name
- 名前
- System
- 仕組み
DNSとは、人が使うドメイン名と、コンピュータが通信に使うIPアドレスを対応付けて変換する仕組み。この変換を名前解決という。世界中のDNSサーバが階層的に情報を分担して持ち、問い合わせを引き継ぎながら答えを返すため、1台がすべての対応表を抱えなくても成り立つ。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
初期のインターネットでは、名前とIPアドレスの対応表を1つのファイルにまとめ、各コンピュータへ配って回っていた。つながる機器が増えるとこの方法は破綻し、更新も追いつかない。そこで対応表を分割して各組織が自分の分を管理し、必要なときに問い合わせる方式へ変えたのがDNSである。ITパスポートでは、名前解決という役割と、止まったときの影響が問われる。
具体例
ブラウザに www.example.co.jp と入力すると、パソコンはまずDNSサーバへ問い合わせて対応するIPアドレスを受け取り、そのIPアドレス宛てに通信を始める。DNSサーバが止まると、サイト自体は動いていても名前からたどり着けなくなる。
試験での引っ掛け
DNSが行うのは名前とIPアドレスの変換であり、通信内容を暗号化したりウイルスを止めたりする仕組みではない。ドメイン名を登録する手続きと、登録済みの名前を引く仕組みも別のもの。偽の対応を覚え込ませて別のサイトへ誘導するDNSキャッシュポイズニングも併せて問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問59(IPA)
DNSの説明として、適切なものはどれか。
正解:インターネットに接続された機器のホスト名とIPアドレスを対応させるシステムである。
要点:DNSはホスト名とIPアドレスを相互に対応付ける仕組み
DNS(Domain Name System)は、人が扱いやすいホスト名やドメイン名と、通信に必要なIPアドレスとを対応付けて相互に変換する仕組みである。世界中のDNSサーバが階層的に情報を分担して管理しており、これによって利用者は名前を指定するだけで目的の機器へ接続できる。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問74(IPA)解説で登場
インターネットからの不正アクセスを防ぐことを目的として、インターネットと内部ネットワークの間に設置する仕組みはどれか。
正解:ファイアウォール
要点:ファイアウォールは内外の境界で通信を選別し不正侵入を防ぐ
ファイアウォールは、インターネットと内部ネットワークの境界に置き、あらかじめ定めた規則に従って通信を通すか遮断するかを判断する仕組みである。これにより外部からの不正アクセスや不要な通信を遮り、内部ネットワークを保護する。DNSサーバは名前解決、ルータは経路選択が本来の役割で、WANは広域ネットワークそのものを指す。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問77(IPA)解説で登場
メールサーバに届いた電子メールをメールソフトで受け取るために使用されるプロトコルはどれか。
正解:POP3
要点:受信はPOP3(またはIMAP)、送信はSMTP
POP3は、メールサーバに保管されている自分あての電子メールを、メールソフトが取り出すために使うプロトコルである。送信や転送に使うのはSMTP、ドメイン名とIPアドレスの対応付けはDNS、Webの通信はHTTPが担う。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問73(IPA)
インターネットのドメイン名とIPアドレスを対応付ける仕組みはどれか。
正解:DNS
要点:ドメイン名とIPアドレスを対応付ける仕組みがDNS
DNS(Domain Name System)は、人が読みやすいドメイン名と、通信で実際に使うIPアドレスとを相互に対応付ける仕組みである。ブラウザにURLを入力すると、まずDNSサーバに問い合わせて対応するIPアドレスを得てから通信が始まる。
出典・参考
公式シラバスの9 技術要素 > 60. ネットワーク応用 > (1) インターネットの仕組みに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。