回線交換方式とは?かいせんこうかんほうしき
回線交換方式とは、通信を始めるときに送り手と受け手の間に1本の通り道(回線)をつなぎ、通信が終わるまでその通り道を2人だけで使い続ける通信方式。途中で他人の通信が割り込まないので、通信の速さが一定に保たれる。料金は、つないでいた時間に応じてかかるのが一般的。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
電話は、交換手や交換機が相手との線を物理的につなぐことで始まった。話している間は線を占有するので音声が途切れず、通話には向いていた。一方で、黙っている間も線は空かず、ほかの人が使えない。この無駄を減らすために、データを小分けにして1本の回線を多数で分け合うパケット交換方式が広まり、両者を対で比べる問題が出る。
具体例
昔ながらの固定電話の通話は回線交換方式で、つながっている時間に応じて通話料がかかる。ITパスポートの過去問では、NTT東日本・西日本が提供してきたISDN(Integrated Services Digital Network、デジタル通信網)が回線交換方式の例として選択肢に出ている。これに対し、スマートフォンでWebを見るときのデータ通信はパケット交換方式で、料金は使ったデータの量で決まる。
試験での引っ掛け
「回線を占有し、通信速度(帯域)が保証される」のが回線交換、「回線を共有でき利用効率が高い」「送ったデータの量で課金される」のがパケット交換で、特徴の入れ替えが定番の誤り。また、通信中に経路を選び直すのはパケット交換の側で、回線交換はつないだ経路を通信が終わるまで変えない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問68(IPA)解説で登場
パケット交換方式に関する記述のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a:インターネットにおける通信で使われている方式である。 b:通信相手との通信経路…
正解:a, c
要点:パケット交換は回線を共用し、分割して送る。帯域保証は回線交換
パケット交換方式は、データを小さな単位に分割して送り、回線を複数の通信で共用する方式で、インターネットの基盤となっている。課金は送受信したパケットの数や量に基づくのが一般的である。経路を占有して帯域を保証するのは回線交換方式の特徴であり、大容量データも複数のパケットに分割して送れるため通信できないということはない。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問52(IPA)解説で登場
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問68(IPA)解説で登場
通信方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:パケット交換方式は複数の利用者が通信回線を共有できるので,通信回線を効率良く使用することができる。
要点:パケット交換は回線を共有でき利用効率が高い
パケット交換方式はデータを小さな単位に分割して送るため、1本の回線を多数の利用者で分け合って使える。回線を占有しないので利用効率が高い。一方の回線交換方式は通信中に経路を占有するため、経路を動的に選び直すことはしない。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問71(IPA)
ネットワークの交換方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:回線交換方式では、通信利用者間で通信経路を占有するので、接続速度や回線品質の保証を行いやすい。
要点:回線交換は経路占有で品質保証向き、パケット交換は共有で高効率
回線交換方式は通信の間、経路を当事者どうしで占有し続ける方式で、帯域が確保されるため接続速度や品質を保証しやすい反面、利用効率は低くなる。パケット交換方式はデータを小分けにして複数の通信で伝送路を共有するため効率が高い。回線交換がアナログ限定ということはなく、いずれの方式も有線・無線を問わず用いられる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。