IP電話とは?あいぴーでんわ
IP電話とは、音声をデジタルのデータに変換し、インターネットなどのIPネットワークを通してやりとりする電話。従来の電話網のように通話ごとに回線を占有せず、細切れにしたパケットを他の通信と同じ経路に混ぜて送る。距離に左右されにくい料金体系や、拠点間の内線を通話料なしでつなげることが導入の理由になる。
最終更新:2026-10-10
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従来の電話は、通話のあいだ相手までの回線を1本占有する方式で、黙っている時間も回線は空かず、遠距離ほど料金が高かった。一方データ通信の回線は、パケットを混ぜて流すことで1本の線を多人数で使える。社内にも家庭にもデータ用の回線が引かれているのに音声だけ別の網を維持するのは無駄だという発想から、通信をIPネットワークへ統合する流れが進んだ。
具体例
NTTの「ひかり電話」や、社内の内線電話をつなぐ交換機(PBX)の機能をインターネット経由で借りるクラウドPBXは、光回線を通してIP電話の仕組みで通話する。本社と支店の内線が通話料なしでつながるのは、音声が社内やインターネットのデータ通信と同じ経路を流れており、通話ごとに専用の回線を借りていないためである。
試験での引っ掛け
IP電話はデータ通信の上を通るため、回線が混雑すると音が遅れたり(遅延)、データの届く間隔がばらついて途切れたり(ジッタ)する。またルータや電話機の電源が落ちると使えず、停電時に従来の電話が使えたのと同じようにはいかない。種類によっては110番などの緊急通報が利用できない点も、従来の電話との違いになる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和2年度 10月試験 ITパスポート試験 問77(IPA)
IP電話で使用されている技術に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:インターネットだけでなく、企業内LANのような閉じたネットワーク上にも構築することができる。
要点:IP電話はIP網上で動き、社内LANでも構築できる
IP電話は音声をIPパケットにして送るため、IPネットワークがあれば成立する。したがってインターネットに限らず、企業内LANのような閉じたネットワーク上でも内線電話として構築できる。ゲートウェイを介せば公衆電話網とも通話でき、ISDN回線は前提ではない。
出典:令和5年度 秋期 ITパスポート試験 問83(IPA)解説で登場
スマートフォンなどで、相互に同じアプリケーションを用いて、インターネットを介した音声通話を行うときに利用される技術はどれか。
正解:VoIP
要点:VoIPは音声をIPネットワーク上で伝送する技術
VoIPは、音声をデジタルデータに変換してIPネットワーク(IPという約束事で通信する網)上でやり取りする技術です。インターネット回線を使って通話するため、アプリを使った音声通話やIP電話の基盤として利用されています。
出典・参考
公式シラバスの9 技術要素 > 60. ネットワーク応用 > (3) 通信サービスに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。