SSL/TLSとは?えすえすえる・てぃーえるえす
略語の意味
SSL/TLS=Secure Sockets Layer/Transport Layer Security
インターネットでやり取りするデータを暗号にして盗み見や書き換えを防ぎ、通信相手が本物かも確かめる仕組み(SSL の後継が TLS)
- Secure
- 安全な
- Sockets
- 通信の出入口
- Layer
- 層(通信の仕組みを役割で分けたときの一つの段)
- Transport
- 運ぶこと
- Security
- 安全を守ること
SSL/TLSとは、インターネットの通信経路を暗号化し、途中で盗み見や改ざんをされないようにするプロトコル(通信の約束ごと)。あわせて相手のサーバ証明書(サーバの身元を示す電子版の身分証)を確認し、接続先が名乗りどおりかも確かめる。HTTP(Webページをやり取りする約束ごと)をこの仕組みに載せたものがHTTPSで、TLSがSSLの後継だが今も慣習的にSSLと呼ばれる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
インターネットは多くの回線と機器を経由して届く仕組みで、途中の経路は自分の管理下にない。買い物や振込の申込みをそのまま流せば、経由する地点でカード番号やパスワードが読み取れてしまう。誰でも通れる公道を使う以上、道の側ではなく荷物の側に封をするしかない、という発想で広まった。
具体例
楽天市場でカード番号を入力する画面はHTTPSで、入力内容は端末を出る時点で暗号化される。空港やカフェの公衆無線LANのように他人と同じ電波を共有する場所でも、経路上での盗み見を防げる。
試験での引っ掛け
守るのは経路の途中だけで、サーバに保存された後のデータや、相手が信用できる相手かどうかは守らない。詐欺目的のサイトも証明書を取得して鍵マークを表示できるため、「httpsだから安全なサイト」という判断は誤りになる。
関連用語
出た過去問
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問80(IPA)
オンラインショッピングサイトに接続したとき、ブラウザにSSL鍵マークが表示された。さらに、サーバ証明書が、目的のオンラインショッピングサイトの運営者のものである…
正解:a:× b:○ c:○
要点:サーバ証明書は運営者の確認と経路の暗号化を保証する
サーバ証明書が目的の運営者のものであると確認できれば、接続先が本物のサイトであること(b)が分かり、SSL/TLSによって通信経路が暗号化されるため途中での盗み見も防げる(c)。ただし証明書は事業者の実在や同一性を示すもので、財務状況の健全性までは保証しない(a)。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問71(IPA)
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問71(IPA)
SSLに関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:通信の暗号化を行うことによって,通信経路上での通信内容の漏えいを防ぐ。
要点:SSLは通信を暗号化して盗聴を防ぐ(復元機能はない)
SSLは、Webブラウザとサーバの間の通信を暗号化するプロトコルで、経路上で内容を盗み見られることを防ぐ。あわせてサーバ証明書によって接続先が本物かを確認し、メッセージ認証によって改ざんの検知も行う。ただし検知はできても改ざんされたデータを元に戻す機能はなく、事業者の認定制度とも関係がない。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問66(IPA)
出典・参考
公式シラバスの9 技術要素 > 63. 情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術 > (1) 情報セキュリティ対策の種類に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。