パスワードとは?ぱすわーど
パスワードとは、本人だけが知っている文字列を示すことで、その人が本人であると確かめるための情報。利用者IDが「誰か」を表すのに対し、パスワードは「本人であること」を示す。文字の種類と桁数を増やすほど組合せが増え、総当たりで破るのに必要な時間が延びる。
最終更新:2026-10-10
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誰でも使える状態では情報を守れないが、利用者ごとに鍵を配って回るのは現実的でない。「本人しか知らない文字列」なら配らずに済み、忘れても作り直せる。手軽さと引き換えに、推測されやすい文字列を選ぶと意味がなくなるという弱点を抱えている。
具体例
銀行のキャッシュカードの暗証番号は数字4桁で、組合せは10×10×10×10=1万通りしかない。それでも使えるのは、ATMで何回か続けて間違えるとカードが使えなくなる回数制限で、総当たりを止めているためである。英大文字・小文字・数字の62種類を8桁並べれば約218兆通りに増え、回数制限に頼れない場面でも破るのに時間がかかる。
試験での引っ掛け
パスワードは「認証の3要素」のうち記憶によるものであり、指紋(生体)やICカード(所持)とは別の要素である。パスワードを2つ使っても要素は1つのままなので、多要素認証にはならないという形で問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問11(IPA)
インターネットなどのネットワークを介してコンピュータを利用する場合において、不正アクセス禁止法で禁止されている行為はどれか。
正解:他人のIDとパスワードを、本人の許可なく、その利用方法を知っている第三者に教えること
要点:IDとパスワードを他人に教える行為も不正アクセス禁止法違反
不正アクセス禁止法は、他人の識別符号を無断で入力してコンピュータを利用する行為のほか、他人のIDとパスワードを正当な理由なく第三者に提供する「不正アクセスを助長する行為」も禁じている。相手が利用方法を知っていれば実際の不正アクセスにつながるため、教える行為そのものが禁止対象となる。メールアドレスは識別符号にあたらないため、この法律の対象外である。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問63(IPA)解説で登場
バイオメトリクス認証はどれか。
正解:個人の指紋や虹彩などの特徴に基づく認証
要点:バイオメトリクス認証は身体的・行動的特徴による本人確認
バイオメトリクス認証(生体認証)は、指紋・虹彩・静脈・声紋・顔など、本人の身体的または行動的な特徴を読み取って本人確認を行う方式である。記憶に頼らず、忘れたり貸し借りしたりできない点が特徴である。パスワードなど知識に基づく認証や、ICカードなど所持に基づく認証とは区別される。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問59(IPA)
クッキー(cookie)に関する記述a〜cのうち、適切なものだけをすべて挙げたものはどれか。 a Webサイトを前回閲覧した際に入力したIDやパスワードなどは、…
正解:b, c
要点:クッキーは端末に保存され、共用PCでは消去すべき
クッキーは閲覧に使ったPCのブラウザに保存されるため、別のPCに引き継がれることはない(aは誤り)。共用PCではクッキーが残ると次の利用者にセッションを悪用されるおそれがあるため消去すべきであり(b)、クロスサイトスクリプティングによってクッキーが盗まれる攻撃も知られている(c)。したがってbとcが適切である。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問62(IPA)解説で登場
シングルサインオンの説明として、適切なものはどれか。
正解:利用者が認証を一度受けるだけで、許可されている複数のシステムを利用できることである。
要点:シングルサインオンは一度の認証で複数システムを利用
シングルサインオンは、一度の認証で、連携している複数のシステムやサービスを続けて利用できるようにする仕組みである。利用者はパスワードを何度も入力せずに済み、管理側もIDの管理を一元化できるが、認証情報が漏れたときの影響が大きい点には注意が要る。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。