フィッシングとは?ふぃっしんぐ
フィッシングとは、実在する銀行や通販事業者になりすましたメール・SMSや偽のWebサイトへ利用者を誘い込み、ID・パスワードやクレジットカード番号を自分の手で入力させて盗み取る攻撃。仕組みを破るのではなく、人の思い込みを利用する点が特徴になる。技術ではなく人を狙う攻撃として分類される。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
暗号や認証の仕組みが強くなるほど、技術で破るより本人に入力させるほうが早い。そのため攻撃の狙いは機器から人へ移った。「口座が停止されます」のように急がせて確かめる手間を省かせるのが常套手段で、対策も技術だけでは足りず、利用者側で確認の手順を決めておくことが必要になる。ITパスポートでは代表的な脅威として頻出する。
具体例
「アカウントが停止されます」という件名のメールから、本物そっくりの銀行のログイン画面に誘導され、IDとパスワードを入力してしまう。SMSで届くものはスミッシングと呼ばれ、宅配便の不在通知を装う手口が知られている。
試験での引っ掛け
メールだけの手口だと思わせる選択肢が出るが、SMSや検索結果の広告からも誘導される。対策として問われるのは、メール内のリンクをたどらず公式サイトのブックマークから開くこと、表示されたURLのドメイン名(「〇〇bank.co.jp」のように、そのサイトの持ち主を表す部分)を確かめることの2点。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問75(IPA)
銀行やクレジットカード会社などを装った偽のWebページを開設し、金融機関や公的機関などを装った偽の電子メールなどで、利用者を巧みに誘導して、暗証番号やクレジット…
正解:フィッシング
要点:フィッシングは偽サイトへ誘導し情報を入力させる手口
フィッシングは、実在する金融機関などをかたるメールで偽サイトへ誘い込み、利用者自身に暗証番号やカード番号を入力させて盗み取る手口である。システムの弱点を突くのではなく、利用者の思い込みを利用する点が特徴になる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問87(IPA)
フィッシングの説明として,最も適切なものはどれか。
正解:偽の電子メールを送信するなどして,受信者を架空のWebサイトや実在しているWebサイトの偽サイトに誘導し,情報を不正に取得する。
要点:フィッシングは偽サイトへ誘導して本人に情報を入力させる
フィッシングは、金融機関などを装った偽のメールやメッセージで利用者を偽サイトへ誘導し、そこでIDやパスワード、クレジットカード番号などを入力させて盗み取る手口である。本物そっくりの画面を用意して利用者自身に入力させる点が特徴で、システムの脆弱性を突く攻撃や常駐プログラムによる情報窃取とは手口が異なる。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問66(IPA)
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問83(IPA)解説で登場
情報システムに対する攻撃のうち,あるIDに対して所定の回数を超えてパスワードの入力を間違えたとき,当該IDの使用を停止させることが有効な防衛手段となるものはどれ…
正解:総当たり攻撃
要点:総当たり攻撃にはアカウントロックが有効
総当たり攻撃は、考えられるパスワードを次々に試して正解を探す手口なので、誤入力が一定回数続いたらアカウントを停止する仕組みが有効に働く。DoS攻撃やSQLインジェクション、フィッシングは、いずれもパスワードの試行回数制限とは対策の性質が異なる。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問63(IPA)
フィッシングの説明として、適切なものはどれか。
正解:金融機関などからの電子メールを装い、偽サイトに誘導して暗証番号やクレジットカード番号などを不正に取得すること
要点:フィッシングは偽メール・偽サイトで本人に情報を入力させる
フィッシングは、実在する金融機関や事業者を装ったメールなどで偽サイトへ誘い込み、利用者自身に暗証番号やカード番号を入力させて詐取する手口である。利用者を信じ込ませて情報を入力させる点が特徴。遠隔から指令を送る手口はボット、辞書データによる推測は辞書攻撃、大量のパケットで停止させるのはDDoS攻撃である。
出典・参考
公式シラバスの9 技術要素 > 61. 情報セキュリティ > (4) 攻撃手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。