フィールドとは?ふぃーるど
フィールドは、データベースの表(テーブル)の列にあたるデータの項目のこと。社員の表なら「社員番号」「氏名」「所属部署」がそれぞれフィールドで、表の1行にあたる1件分のデータ(社員1人分)はレコードと呼ぶ。テーブル=表、レコード=行、フィールド=列と対応させて覚える。ITパスポートでは、主キー(行を一つに特定するための項目)に設定したフィールドの決まりや、表を分割したときに両方の表に残すべき共通のフィールドを問う問題で出題される。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
Excelの表なら、列の見出しを自由に決め、同じ列に数字と文字が混ざっていても困らない。しかし多くの人が同じデータを使い、他の表と結び付けて検索するデータベースでは、「この列には何をどんな形式で入れるか」をあらかじめ決めておかないと、検索や集計の結果が狂う。そこで列ごとに項目名とデータの種類(数値・文字・日付など)を定めた単位として、フィールドという考え方が使われる。
具体例
楽天市場のようなネット通販の注文データでは、「注文番号」「注文日」「会員番号」「商品コード」「数量」がフィールドになり、1回の注文が1件のレコードとして1行に入る。会社の顧客名簿をExcelからデータベースに移すときも、「顧客番号」「会社名」「電話番号」の列をそれぞれフィールドとして定義する。
試験での引っ掛け
レコード(行・1件分)とフィールド(列・項目)の取り違えが定番。また、主キーに設定したフィールドは、値が空(NULL)であってはならず、同じ値が重複してもいけない。「1行だけなら空でもよい」は誤り。表を2つに分けるとき、両方の表に共通して残すフィールドは、もう一方の表の行を特定できる項目(例:仕入表と商品表なら商品コード)である。なお、Webページの「入力フィールド」は入力欄のことで、データベースの列とは意味が違う。
関連用語
出た過去問
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問51(IPA)
表計算ソフトのマクロ機能を活用し、製品ごとの営業イベントの成果を分析するプログラムを作成しようとしている。このプログラムのソフトウェア要件定義の作業として適切な…
正解:集計するデータ項目としてどのようなものが必要であるかを洗い出す。
要点:要件定義は必要なデータ項目と機能を洗い出す
ソフトウェア要件定義では、そのソフトウェアが何を実現すべきかを明確にする。分析に必要なデータ項目を洗い出す作業は、扱う情報と機能を決める段階にあたるため要件定義に含まれる。ロジックの検討やコーディング、テストの実施、実データの入力は、いずれもより後の工程や運用時の作業である。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問83(IPA)
関係データベースの構築を次のa〜cの工程で行うとき、実行順序として適切なものはどれか。 a 管理するデータ項目の洗い出し b 対象業務の分析 c 表の作成
正解:b→a→c
要点:DB構築は業務分析→項目洗い出し→表作成の順
データベース構築では、まず対象業務を分析してどんな業務がどう行われているかを把握し(b)、そこから管理すべきデータ項目を洗い出し(a)、正規化などを経て実際の表を定義する(c)という順に進める。業務の理解を欠いたまま項目や表を決めると、必要な情報が漏れたり不要な項目を抱えたりする。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問52(IPA)
関係データベースを構築するための作業を,a~cに分けて行うとき,作業の順序として適切なものはどれか。 a 業務で使用するデータ項目の洗い出し b 表の生成 c …
正解:a→b→c
要点:DB構築は項目の洗い出し→表の定義→データ投入の順
データベース構築は、まず業務を分析して必要なデータ項目を洗い出し、それを基に表(テーブル)の構造を定義し、その後に実際のデータであるレコードを格納する、という順に進む。入れ物を作る前にデータを入れることはできないため、b→cの前後関係も固定される。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問95(IPA)
関係データベースにおける主キーに関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:主キーは複数フィールドを組み合わせて設定することができる。
要点:主キーは一意でNULL不可、複数項目の組合せも可
主キーは行を一意に識別するための項目で、単独の項目で識別できない場合は複数の項目を組み合わせて設定できる(複合主キー)。主キーには一意性と、値が空でないこと(NULL不可)が求められる。値の更新自体は禁じられておらず、他の表から外部キーで参照されるのが一般的な使い方である。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問94(IPA)
商品の仕入状況を管理している関係データベースの"仕入一覧"表を正規化して、"仕入"表と"商品"表に分割したい。分割後の二つの表に共通して必要なフィールドとして、…
正解:商品番号
要点:表を分割したら、両表に共通の識別項目(キー)を残す
正規化では、繰り返しや重複して現れる項目を別の表へ切り出し、両者を結び付けるための共通の項目を残す。ここでは商品名や単価といった商品固有の情報を商品表へ分け、仕入表には商品を特定する商品番号を残す。この商品番号が両表をつなぐ鍵となり、結合によって元の情報を復元できる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。