システム監査人とは?
システム監査人とは、システム監査を実施する担当者。監査対象の業務やシステムから独立した立場であることが求められ、専門的な知識と客観性をもって評価を行う。
ITパスポートの過去問では22回出題されています(2009年度〜2025年度)。
しすてむかんさにん
システム監査人の意味
システム監査を実施する担当者。監査対象の業務やシステムから独立した立場であることが求められ、専門的な知識と客観性をもって評価を行う。
システム監査人の具体例
自社の情報システム部門の業務プロセスを監査する際、その部門に所属しない、独立した立場の担当者や外部の専門家が監査人として任命される。
システム監査人は試験でどう引っ掛けられる?
「社外の人でなければならない」は誤り。社内でも監査対象の部署から独立していればよい。逆に自分が開発・運用に関与したシステムは、社内外を問わず客観性を欠くため監査できない。
システム監査人と関連する用語
システム監査人が出た過去問
システム監査人の役割はどれか。
正解:組織体の情報システムを独立した専門的な立場で検証又は評価する。
要点:システム監査人は独立した立場で情報システムを検証・評価する
システム監査人は、被監査部門から独立した立場で情報システムの信頼性・安全性・効率性などを点検し、客観的に検証・評価して助言や勧告を行う役割を担う。独立性と客観性が前提なので、自ら運用・開発・戦略立案に関与する立場ではない。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問44(IPA)情報システムの運用状況を監査する場合、監査人として適切な立場の者はだれか。
正解:監査対象システムにかかわっていない者
要点:システム監査人は監査対象から独立していること
システム監査人には、監査対象から独立していること(独立性)と、公正な立場で判断すること(客観性)が求められる。監査対象の運用に関与していた者が監査すると自らの仕事を評価することになり、指摘が甘くなるおそれがあるため、関与していない者が担当する必要がある。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問39(IPA)システム監査人には独立かつ専門的な立場が求められる。自社内のシステム監査を実施するとき、システム監査人の独立性に反する事例はどれか。
正解:自社の情報システム部門のシステム監査人が情報システム部門を監査する。
要点:監査人は対象から独立が必須。自部門を自ら監査するのは不可
システム監査人には、監査対象から独立し客観的に判断できる立場が求められる。自分が所属する部門を自分で監査すると、利害関係があるため客観的な評価が期待できず独立性が損なわれる。内部監査部門は業務執行部門から分離されているため、社内であっても独立性は保たれる。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問51(IPA)X社の社長であるA氏は、新たに構築した自社の情報システムの信頼性や安全性などを確認するために、監査人のM氏にシステム監査を依頼した。監査終了後、M氏のシステム監…
正解:監査の依頼者であるA氏
要点:システム監査報告書は監査を依頼した者に提出する
システム監査人は監査の依頼者に対して報告義務を負い、監査報告書は依頼者に提出する。本問では社長A氏が依頼者なので、提出先はA氏である。被監査部門や第三者に直接提出するものではなく、改善の指示は依頼者を通じて行われる。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問37(IPA)内部監査として社内で実施したシステム監査の結果を踏まえて行われる改善活動のうち、システム監査人が実施するものはどれか。
正解:改善実施状況を把握してその改善結果を評価する。
要点:監査人は改善を実施せず、状況の確認と評価を行う
システム監査人は独立した立場から点検・評価し、改善を助言する役割を担う。改善策の決定や実施、その計画の承認は被監査部門や経営者の責任であり、監査人がこれを行うと独立性が損なわれる。監査人が担うのは、指摘に対する改善が実際に進んでいるかを確認し、その結果を評価するフォローアップである。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問38(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。