SCM・ERPとは?えすしーえむ・いーあーるぴー
ERPは、自社の会計・人事・生産・販売・在庫といった基幹業務のデータを単一の基盤へ統合し、経営資源の配分を全体最適で決めるための情報システム。SCMは最適化の範囲を取引先まで広げ、部材の調達から生産・物流・販売までの流れを企業をまたいで管理する経営手法である。両者は最適化を及ぼす範囲が社内か社外かで分かれる。
最終更新:2026-10-06
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部門ごとに最適な判断が、全体では最悪になることがある。在庫を減らしたい調達部門と欠品を避けたい製造部門が別々のデータを見ていれば、調整は会議の場でしか行われない。両者が同じ数字を見る状態を社内で作るのがERPで、それを企業間まで広げたのがSCMである。半導体の調達難のように影響が数社先まで伝播する製造業では、この可視化の範囲が製品を出せるかどうかを直接左右する。
具体例
SCMなら、小売店のPOS販売データを製造元と共有し、需要に合わせて生産と物流を前倒し・後倒しする運用がこれにあたる。ERPなら、部門ごとに分かれていた会計・在庫・購買のシステムをSAPのような統合基盤へ寄せ、同じ在庫数を全部門が見る状態を作ることである。
試験での引っ掛け
範囲の取り違えが定番。SCMは企業をまたいだ調達から販売までの流れの最適化、ERPは自社内の基幹業務データの統合である。顧客との関係管理はCRM、営業活動の支援はSFAで、こちらとの混同も多い。またERPは全体最適が目的なので、自社の既存業務へ合わせて作り込むのではなく、パッケージの標準機能へ業務を合わせるのが原則になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。