STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)とは?えすてぃーぴー
STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)とは、STP(Segmentation, Targeting, Positioning)は、市場を意味のある集団へ切り分け、狙う集団を選び、その集団の中での自社の位置づけを競合との違いとして定める三段階のマーケティング手順。ここで定めた位置づけが、以降の製品・価格・流通・販促を決めるときの判断基準になる。
最終更新:2026-10-06
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全員に売ろうとすると、仕様も価格も広告も平均へ寄り、誰にとっても二番手の製品ができ上がる。資源は有限なので、捨てる相手を先に決めなければ集中できない。市場を切ってから選ぶという順序は、その「捨てる決定」を明示的に行うための手続きである。組込みでは対象者像が事業戦略の策定まで及ぶため、技術の優位をどの顧客層の価値へ翻訳するかがこの枠組みで問われる。
具体例
キヤノンやソニーのカメラ事業では、同じ撮像技術を土台にしながら、報道向けには連写速度と堅牢性、動画配信者向けには手ぶれ補正と長時間撮影時の発熱耐性というように、狙う集団ごとに位置づけを分けて機種を仕立てる。位置づけが決まって初めて、搭載機能の優先順位と価格帯に一貫した根拠が生まれる。
試験での引っ掛け
三段階の順序が問われる。市場を切る前に位置づけは決められず、順序を入れ替えた選択肢は誤り。ポジショニングは自社が名乗るものではなく顧客の認識の中での相対位置なので、競合との比較なしには定まらない。なお同じSTPでも、ネットワーク分野ではスパニングツリープロトコル、配線ではシールド付きより対線を指す。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
ブランド戦略のうち、ブランドリポジショニング戦略を説明したものはどれか。
正解:既存のブランドネームをそのまま用いた上で、対象市場を新しいマーケットセグメントに変更し、売上高の増加を狙う戦略である。
要点:リポジショニングは名前を保ち狙う市場を移す戦略
ブランドリポジショニングは、ブランド名自体は維持したまま、そのブランドが訴求する対象や位置付けを変える戦略である。従来と異なる顧客層や用途へ狙いを移すことで、蓄積したブランド資産を活かしながら新たな需要を掘り起こし、売上の拡大を図る。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。