確率・影響マトリックスとは?かくりつえいきょうまとりくす
確率・影響マトリックスとは、起こり得る事象を「どれくらいの頻度で起きるか」と「起きたら業務がどれだけ止まるか」の二軸に置き、交点の区画で対応の優先順位を決める表。統計情報の陳腐化による実行計画の急変、複製の遅延、ロック競合で夜間バッチが業務開始時刻まで突き抜ける、といったデータベース側のリスクを同じ土俵へ並べ、どれに予備枠と切り戻しを用意するかを決める。
最終更新:2026-10-06
データベースSPを最短で暗記・合格する →背景
データベースの移行やバージョンアップでは、想定できる不具合が数十件も挙がる。全件に予備日と切り戻し手順を用意すれば期間に収まらず、勘で削れば後で説明が付かない。起きやすさと起きたときの痛みの二軸で並べ替え、対策する範囲を明示的に線引きするためにこの表を使う。移行計画やバックアップ設計の妥当性を説明する場面で問われる。
具体例
移行リハーサルで挙げた25件を確率・影響とも5段階で評価し、積が15以上の3件——ALTER TABLEのロックが停止枠の4時間を超える、外部キー違反で投入が止まる、表領域が不足する——にだけ切り戻し手順と予備枠を割り当てた。境界値は責任者の承認を得て決めた。
試験での引っ掛け
積の値そのものに絶対的な意味はなく、案件ごとにしきい値を決めて初めて使える。確率も影響も主観による評価なので、この結果を定量的リスク分析の成果と呼んではいけない。ロック時間や移行時間のようにリハーサルで実測できる項目は、この表に載せたままにせず測って置き換える。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。