リスク許容度(リスク選好・しきい値)とは?りすくきょようど
リスク許容度(リスク選好・しきい値)とは、どこまでのリスクを受け入れる意思があるか(リスク選好)と、そこから先は対応を打つという境目の数値(しきい値)。データベースの設計では、これが許容できる停止時間とデータ損失量、すなわちRTO・RPOの具体的な分数・秒数に落ち、レプリケーションの同期方式やバックアップ間隔をほぼ一意に決めてしまう。
最終更新:2026-10-06
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可用性も整合性も、上を目指せばいくらでも費用と性能を食う。どこで止めるかを決めないまま設計に入ると、「なるべく落ちないように」という曖昧な合意のまま同期方式を選び、平常時の応答が伸びて別の不満に変わる。逆に決めずに非同期を選べば、障害時に何秒ぶん消えるのかを誰も答えられない。許容できる損失を先に数値で置いてから方式を選ぶ、という順序を作るためにこの概念がある。
具体例
RPOを0にすると、PostgreSQL では synchronous_commit を on にして待機側の書き込み完了までコミットを待つ必要があり、1トランザクションごとに往復ぶんの遅延が乗る。RPOを「数秒」まで許すなら非同期でよく、その代わり障害時は数秒ぶんの受注が失われる。
試験での引っ掛け
許容度はDB担当が決めるものではなく、業務部門とスポンサから引き出して明文化するもの。受容は「何もしない」ではなく、監視と予備の確保を伴う正式な選択である。分野ごとにしきい値が違う(応答時間には緩く、データ損失には厳しい)のは矛盾ではない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。