スループットとは?
スループットとは、単位時間あたりに処理できる仕事量。DBでは毎秒のトランザクション数などで表す。1件あたりの速さを表す応答時間とは別の指標で、両者は同時に最適化できるとは限らない。試験では、どちらを改善する施策かを見分けさせる形で問われる。
データベーススペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2018年度〜2024年度)。
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スループットの意味
単位時間あたりに処理できる仕事量。DBでは毎秒のトランザクション数などで表す。1件あたりの速さを表す応答時間とは別の指標で、両者は同時に最適化できるとは限らない。試験では、どちらを改善する施策かを見分けさせる形で問われる。
スループットの具体例
1件ずつコミットする処理を1,000件まとめてコミットに変えると、ログ書出しの回数が減って毎秒処理件数は大きく伸びる。しかし1件を投入してから完了を受け取るまでの時間は逆に延びるため、オンライン画面ではなく夜間バッチ向けの改善になる。
スループットは試験でどう引っ掛けられる?
応答時間を縮めればスループットも上がるとは限らない。並列度を上げるとスループットは伸びるが、資源の奪い合いで1件あたりの応答時間は悪化する。目標値はオンラインなら応答時間、バッチならスループットで置く。
スループットと関連する用語
スループットが出た過去問
トランザクションの隔離性水準を高めたとき、不整合なデータを読み込むトランザクション数と、単位時間に処理できるトランザクション数の傾向として、適切な組合せはどれか…
正解:不整合データ読込数: 減る/処理できるトランザクション数: 減る
要点:隔離性水準の向上は整合性と引き換えにスループットを下げる
隔離性水準を高めるほどロックの範囲や保持期間が広がり、他のトランザクションの干渉による不整合な読込みは減る。その一方で待ち合わせが増えて並行度が下がるため、単位時間に処理できるトランザクション数は減る。整合性とスループットはトレードオフの関係にある。
出典:平成30年度 春期 データベーススペシャリスト試験 am2 問17(IPA)クライアントサーバシステムにおけるストアドプロシージャに関する記述のうち、適切でないものはどれか。
正解:データベースへのアクセスを細かい単位でプロシージャ化することによって、処理性能(スループット)を向上させることができる。
要点:ストアドの性能効果は往復削減、細分化は逆効果
設問は不適切なものを選ぶ形式である。ストアドプロシージャの性能上の利点は、複数のSQL文をサーバ側でまとめて実行し、クライアントとの往復回数を減らせる点にある。逆にアクセスを細かい単位に分けてプロシージャ化すると呼出し回数そのものが増え、通信回数もオーバヘッドも増えてスループットは落ちる。したがって性能向上の理由付けとしては成り立たない。
出典:令和6年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 am2 問2(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。