キャパシティプランニングとは?キャパシティプランニング
キャパシティプランニングとは、将来の業務量の伸びを見積もり、それを満たす処理能力・記憶容量・回線帯域を、いつどれだけ用意するかを前もって決める活動。いま起きている不足を直す作業ではなく、不足が起きる時期を先に当てて手当てする点に主眼がある。データベースでは表の増加率の予測と、区分化・アーカイブ方針の決定に直結する。
最終更新:2026-10-06
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資源は発注してから使えるまでに時間がかかる一方、データベースは容量が尽きた瞬間に書込みが止まり、業務がそこで停止する。かといって初めから余裕を積みすぎれば投資が寝てしまう。この綱引きを事前の見積りで調停するのがこの活動で、db試験のシラバスでも運用・保守計画の段階に「キャパシティ計画を立てる能力」が置かれ、運用段階の「キャパシティ管理」と対をなす構成になっている。
具体例
Oracle DatabaseのAWRやPostgreSQLのpg_stat_statementsで採った実測から、受注明細表が月200万行・1行300バイトで増えると読み、年約7GB・3年で約21GBという表サイズと索引サイズを出す。そのうえで年次のパーティション分割と、5年経過分をオブジェクトストレージへ退避するアーカイブ方針を、運用開始前に決めておく。
試験での引っ掛け
問われているのは将来の資源量を決める計画であって、現状の測定でも改善でもない。いまの性能を測るのがベンチマークや性能テスト、遅い箇所を取り除くのがチューニングであり、設問が「現在発生している性能問題への対処」を聞いているならこれは答えにならない。運用開始後に実測とのずれを見て資源を調整する活動は、計画ではなくキャパシティ管理と呼び分ける。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問23(IPA)
キャパシティプランニングの目的の一つに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:システムの現在の応答時間を調査して、長期的に監視することによって、将来を含めて応答時間を維持することである。
要点:キャパシティプランニングは将来の需要を見越した資源計画
キャパシティプランニングは、現在の性能や利用状況を継続的に把握し、将来の業務量の伸びを見越して必要な資源をあらかじめ計画する活動である。目先の改善ではなく、長期にわたってサービス水準を保つことを目的とする点が要点であり、イが最も適切。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの2 コンピュータシステム > 2. システムの評価指標 > (1) システムの性能特性と評価に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。