性能評価指標(スループット・応答時間・ターンアラウンドタイム)とは?せいのうひょうかしひょう
性能評価指標(スループット・応答時間・ターンアラウンドタイム)とは、システムがどれだけ速く、どれだけ多く捌けるかを測る三つのものさし。単位時間に処理し終えた件数がスループット、依頼を出してから最初の反応が返り始めるまでがレスポンスタイム、依頼の入力開始から結果の出力完了までがターンアラウンドタイム。非機能要件では測る区間を明示して数値で合意する。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
速さは体感でしか語れず、「応答を良くする」と書いた要件では検収の場で合否を判定できなかった。測る区間をずらして三つのものさしに分けたことで、契約の条件にも設計の判断基準にも使える数値になった。データベーススペシャリスト試験では、どの指標を守るためにどの手(索引・非正規化・区分化・多重度)を打つかが問われるので、区間の違いが分からないと打ち手を選べない。
具体例
JR東日本のえきねっとのような予約サイトでは、検索ボタンを押してから一覧が出始めるまでのレスポンスタイムが利用者の離脱に直結する。一方、夜間に流す給与計算バッチは投入から帳票が出るまでのターンアラウンドタイムと、1時間あたり何万件を処理できたかというスループットで評価する。
試験での引っ掛け
同じ処理ならターンアラウンドタイムはレスポンスタイムを内側に含むので、必ず長いか等しい。向きを逆に覚えると計算問題を落とす。さらにスループットを稼ぐ打ち手(多重度を上げる)は待ち行列を伸ばして個々の応答時間を悪化させることがあり、二つは同時に良くなるとは限らない。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問23(IPA)
キャパシティプランニングの目的の一つに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:システムの現在の応答時間を調査して、長期的に監視することによって、将来を含めて応答時間を維持することである。
要点:キャパシティプランニングは将来の需要を見越した資源計画
キャパシティプランニングは、現在の性能や利用状況を継続的に把握し、将来の業務量の伸びを見越して必要な資源をあらかじめ計画する活動である。目先の改善ではなく、長期にわたってサービス水準を保つことを目的とする点が要点であり、イが最も適切。
出典・参考
公式シラバスの4 データベースの実装・テスト > 4-2 物理データベースの設計に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。