電子ペーパ(電気泳動型)とは?でんしぺーぱ
電子ペーパ(電気泳動型)とは、微小なカプセルに封じた帯電した色の粒子を、電極へ加えた電圧で移動させ表示面側に集めることで表示する装置。粒子は電圧を切っても位置を保つため、書き換える瞬間だけ電力を使い、表示の維持にはほとんど電力を要しない。自ら発光せず反射光で読ませるので、紙に近い視認性が得られる。
最終更新:2026-10-06
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表示装置は表示を保つあいだ電力を使い続ける——液晶はバックライトを、有機ELは発光を——という前提があり、電池だけで長時間文字を出し続ける用途には向かなかった。表示状態を電力なしで保持できればこの制約から外れる。その代わり書換えが遅く色数も限られるため、動画ではなく「めったに変わらない文字」を出す用途に特化した装置として定着した。
具体例
AmazonのKindleや楽天Koboの画面がこの方式で、1回の充電で数週間もつのはページをめくる瞬間しか電力を使わないためである。イオンなどが店舗へ導入している電子棚札や、バス停の運行案内表示にも、配線と電池交換の手間を減らす目的で採用されている。
試験での引っ掛け
他の表示方式との取り違えが問われる。電圧で光の透過状態を変えるのが液晶(LCD)、電圧をかけると薄膜そのものが発光するのが有機EL(OLED)、半導体上の微小な鏡の向きを変えて光を反射させるのがDMD(DLPプロジェクタ)で、帯電粒子を動かす電子ペーパとはいずれも別物である。低消費電力なのは表示の維持時であって、書換え時ではない点も混同しやすい。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
電気泳動型電子ペーパの説明として、適切なものはどれか。
正解:電圧を印加した電極に、着色した帯電粒子を集めて表示する。
要点:電気泳動型電子ペーパは帯電粒子を電圧で移動させ表示
電気泳動型電子ペーパは、微小なカプセルの中に入れた帯電した色の粒子を、電極に加えた電圧で移動させて表示面側に集めることで表示する。粒子は電圧を切っても位置を保つため表示の保持に電力がほとんど要らず、反射光で見る紙のような視認性が得られる。よってイが正しい。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの2 コンピュータシステム > 5. 入出力装置 > (2) 出力装置に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。