RAID0(ストライピング)とは?れいどぜろ
RAID0(ストライピング)とは、データを一定の大きさのブロックに分けて複数台のディスクへ順に振り分けて書き込む方式。読み書きを並行して行えるため台数にほぼ比例して性能が上がり、容量も全台分を使える。ただし冗長な情報を一切持たないので、1台でも故障した時点で全体のデータが失われる。
最終更新:2026-10-06
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RAIDは本来、安価なディスクを並べて信頼性を高める考え方だが、並べることで得られる利点は信頼性だけではない。1台のディスクの転送速度は物理的な上限に当たるため、束ねて同時に動かして速度を稼ぐという別方向の使い道が生まれた。RAID0はその極端な側で、可用性をすべて手放して性能と容量に振り切った構成にあたる。
具体例
500GBのSSDを4台束ねれば容量は2TB、理論上の転送速度はおよそ4倍になる。用途は、失っても作り直せるデータの置き場——再作成できる一時表領域や、集計途中の中間データの格納先などに限られる。
試験での引っ掛け
名前にRAIDと付くが、RAID0だけは冗長性を持たない。むしろ台数が増えるほどどれか1台が壊れる確率は上がり、4台構成の信頼性は1台のときより低くなる。「RAIDを組んであるから安全」という前提で判断すると必ず誤る。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
RAID方式のうち、ストライピングの単位をアクセスの単位であるブロックとし、書込み時のボトルネック解消のためにパリティ情報を異なる磁気ディスクに分散して格納する…
正解:RAID5
要点:RAID5はブロック単位+パリティ分散で書込み集中を回避
RAID5はブロック単位でストライピングし、パリティを特定のディスクに固定せず全ディスクへ分散して配置する方式である。パリティ専用ディスクへの書込みが集中するRAID4のボトルネックを解消できる。
出典:令和6年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
複数組のRAID5をストライピング動作させることによって、一組のRAID5と比べて性能を改善させたものをRAID5+0と呼ぶ。このRAID5+0を一組のRAID…
正解:一組のRAID5の転送速度に比べて、複数組のRAID5をストライピング動作させたRAID5+0は転送速度を高速にできる。
要点:RAID5+0は複数組へ分散して転送速度を高める
RAID5+0は、複数組のRAID5をさらにストライピングで束ねた構成である。書き込み・読み出しが複数のRAID5グループへ分散されるので、1組のRAID5だけの場合よりも転送速度を高くできる。パリティは組ごとに持つため実効容量は全体から組数分のディスクが引かれ、耐障害性も各組1台までが限度である。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの2 コンピュータシステム > 1. システムの構成 > (6) ストレージに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。