誤り訂正符号とは?あやまりていせいふごう
誤り訂正符号とは、データに冗長なビットを付加し、誤りの検出だけでなく、どのビットが誤っているかを特定して訂正まで行える符号。訂正できる誤りの数は付加する冗長ビットの量で決まり、その分だけ記憶容量や転送量を差し出すことになる。
最終更新:2026-10-06
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半導体メモリや記憶媒体は、宇宙線や経年劣化によって一定の割合で必ずビットが反転する。通信路であれば誤りを見つけて再送を求められるが、メモリやディスクの読出しは同じ場所を読み直しても同じ誤った値が返るため、再送に相当する手立てが無い。読み出したその場で直せる形にしておくしかない、という制約が訂正までを求める理由である。
具体例
サーバ向けのECCメモリはハミング符号を用いて1ビットの誤りを訂正し2ビットの誤りを検出する(SEC-DED)。光ディスクやQRコードにはリードソロモン符号が使われており、傷や汚れで一部が読めなくても元のデータを復元できる。
試験での引っ掛け
パリティチェックやCRCは誤りの検出だけで訂正はできず、単純パリティは偶数個のビットが同時に反転すると検出そのものに失敗する。またRAID5のパリティは「どのディスクが壊れたか分かっている」前提で残りから計算し直す復元であり、位置の特定まで担う誤り訂正符号とは働きが違う。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
メモリアクセスの信頼性を高めるための方式で、データ誤りの自動訂正が可能なものはどれか。
正解:ECC
要点:ECCは誤り検出だけでなく自動訂正までできる
ECCは誤り訂正符号を付加する方式で、1ビットの誤りを検出して自動的に訂正し、2ビットの誤りは検出できる。パリティやチェックサムは誤りの検出はできても訂正はできない点が決定的な違いである。
出典:令和3年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
ECCメモリで、2ビットの誤りを検出し、1ビットの誤りを訂正するために用いるものはどれか。
正解:ハミング符号
要点:ハミング符号は1ビット訂正・2ビット検出を実現する
ハミング符号は複数の検査ビットを組み合わせ、誤りが起きた位置を特定できるように設計された符号である。ECCメモリではこれを拡張した方式により、1ビットの誤りは訂正し、2ビットの誤りは訂正できないものの検出できる。よってエが正しい。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。