TTL・ホップリミットとは?てぃーてぃーえる・ほっぷりみっと
TTL・ホップリミットとは、パケットがルータを通過するたびに1ずつ減らされ、0になった時点でそのパケットが破棄されるヘッダ内のフィールド。IPv4ではTTL、IPv6ではホップリミットと呼び、名称は違っても、経路のループによる無限中継を止めるという役割は共通している。
最終更新:2026-10-06
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経路情報の誤設定や収束の途中では、同じ区間を巡り続けるパケットが生まれる。放置すれば回線と機器の資源を食いつぶすため、経路情報が正されるのを待つのではなく、パケット自身に寿命を持たせて必ず消える仕組みが要る。中継回数を数える方式が採られたのは、時間を測るより単純で確実だからである。経路の誤りを直す仕組みではなく、被害の広がりを止める仕組みである。
具体例
tracerouteはこの値を1から順に増やしたパケットを送り、破棄した機器から返る通知を集めて経路を可視化する。通信経路の実態を確かめる場面では、構成図に描かれたとおりの機器を経由しているかを、この出力で裏づけることができる。
試験での引っ掛け
名称は「生存時間」だが、実際は中継のたびに1減る回数のカウンタであって時間ではない。DNSレコードのTTL(キャッシュの保持秒数)は同じ名前でまったくの別物である点が引っ掛け。IPv6では役割はそのままに、名称だけがホップリミットへ変わっている。
関連用語
出た過去問
出典:平成31年度 春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問18(IPA)解説で登場
IPv6がもつ特徴のうち,既にIPv4でもっているものはどれか。
正解:パケットが無限に中継されることを防ぐことができる。
要点:無限中継の防止はIPv4のTTLとIPv6のホップリミットで共通
IPv4のヘッダにはTTLがあり、ルータを経由するたびに値が減って0になるとパケットが破棄される。IPv6でも同じ役割をホップリミットが担っており、パケットが無限に中継されるのを防ぐ点は両者に共通する。128ビットアドレス、0の連続の簡略表記、フローラベルはいずれもIPv6に固有の特徴である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。