IPv6とIPv4からの移行技術とは?
IPv6とIPv4からの移行技術とは、IPv6はアドレスを128ビットに拡張し、枯渇の解消に加えて基本ヘッダの固定長化、拡張ヘッダによる機能追加、近隣探索を使ったアドレスの自動構成を備える。既存のIPv4と一気に置き換えられないため、移行期はデュアルスタック・トンネリング・トランスレータを併用する。
システム監査技術者試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2019年度)。
あいぴーぶいろくとあいぴーぶいよんからのいこうぎじゅつ
IPv6とIPv4からの移行技術の意味
IPv6はアドレスを128ビットに拡張し、枯渇の解消に加えて基本ヘッダの固定長化、拡張ヘッダによる機能追加、近隣探索を使ったアドレスの自動構成を備える。既存のIPv4と一気に置き換えられないため、移行期はデュアルスタック・トンネリング・トランスレータを併用する。
IPv6とIPv4からの移行技術の具体例
社内クライアントをデュアルスタック化し、公開DNSにAAAAレコードを追加してIPv6からのアクセスを受ける。一方でIPv4しか話せない基幹サーバはそのまま残し、IPv6網を経由してIPv4拠点をつなぐ区間はIPv4パケットをIPv6でカプセル化するトンネルで通す、といった段階移行を設計する。
IPv6とIPv4からの移行技術は試験でどう引っ掛けられる?
IPv6は「ヘッダが簡素になった=機能が減った」ではなく、必要な機能を拡張ヘッダへ外出ししただけである。また経路上のルータはフラグメント分割を行わず、送信元がパスMTU探索で調整する点がIPv4と決定的に違う。
IPv6とIPv4からの移行技術と関連する用語
IPv6とIPv4からの移行技術が出た過去問
ネットワークの経路制御プロトコルのうち,IPv6ネットワークに使用され,距離ベクトル方式を用いているものはどれか。
正解:RIPng
要点:RIPngはIPv6対応の距離ベクトル型経路制御プロトコル
経路制御プロトコルは、隣接ルータとの距離情報を交換する距離ベクトル型と、network全体の接続情報を持つリンクステート型に大別できる。RIP系は距離ベクトル型で、このうちIPv6に対応したものがRIPngである。RIP-2はIPv4用、OSPFv3はIPv6対応だがリンクステート型、BGP-4はAS間のパスベクトル型である。
出典:平成28年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問18(IPA)IPv6がもつ特徴のうち,既にIPv4でもっているものはどれか。
正解:パケットが無限に中継されることを防ぐことができる。
要点:無限中継の防止はIPv4のTTLとIPv6のホップリミットで共通
IPv4のヘッダにはTTLがあり、ルータを経由するたびに値が減って0になるとパケットが破棄される。IPv6でも同じ役割をホップリミットが担っており、パケットが無限に中継されるのを防ぐ点は両者に共通する。128ビットアドレス、0の連続の簡略表記、フローラベルはいずれもIPv6に固有の特徴である。
出典:令和1年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問18(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。