ブロードキャストストームとは?ぶろーどきゃすとすとーむ
ブロードキャストストームとは、レイヤ2にループがあるとき、ブロードキャストフレームが経路を回り続けて増殖し、回線と機器の処理能力を食いつぶす障害。原因は機器の故障ではなく配線と設定にあることが多い。スパニングツリープロトコルで冗長経路を論理的に塞いで防ぐ。
最終更新:2026-10-06
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可用性のために回線を二重にすると、レイヤ2ではそれがそのままループになる。冗長化という措置が逆に通信を全滅させうるという転倒が起きるため、冗長な経路を持ちながら片方を止めておく制御が必要になった。監査では、冗長構成の変更手順とその検証記録が整っているかを見る場面で登場する。
具体例
監査人はネットワーク機器の構成変更の申請書と作業記録を抽出し、STPの設定に触れる作業が事前の影響評価とレビューを経ているかを確かめる。過去に全面的な通信断が起きていれば、原因報告書が配線作業や設定投入まで遡って書かれているかも追う。
試験での引っ掛け
ループがあれば必ず起きるわけではなく、問題になるのはレイヤ2の範囲に限られる。ルータはブロードキャストを転送しないため、レイヤ3で区切られていれば波及しない。またSTPはケーブルを外すのではなく論理的に遮断するだけで、配線の冗長性は残る。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
ブロードキャストストームの説明として、適切なものはどれか。
正解:ネットワークスイッチ間にループとなる経路ができることによって、特定のイーサネットフレームが大量に複製されて、通信が極端に遅くなったり通信できなくなったりすること
要点:ブロードキャストストームはループ経路でフレームが無限増殖する障害
ブロードキャストストームは、スイッチ間の接続にループができたときに起こる障害である。ブロードキャストフレームは全ポートへ転送されるうえ、イーサネットフレームにはIPのTTLに相当する生存期間の仕組みがないため、ループ上を無限に回り続けて増殖し、帯域とスイッチの処理能力を食い尽くす。対策としてスパニングツリープロトコルなどでループを論理的に遮断する。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。