電子政府推奨暗号リスト(CRYPTREC)とは?でんししせいふすいしょうあんごうりすと
電子政府推奨暗号リスト(CRYPTREC)とは、政府機関が調達する情報システムで使ってよい暗号技術を、国の評価プロジェクトCRYPTRECの検討結果に基づいて示した一覧。安全性と実装性能が確認され、かつ普及実績のある方式が載る。推奨候補・運用監視を含む三つの区分があり、新規採用の可否が区分で変わる。
最終更新:2026-10-06
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暗号は永久に安全ではなく、計算機の性能向上と解読研究の進展で数年から十数年で使えなくなる。調達する側の官公庁や企業が個別に安全性を判断するのは不可能なので、国が評価済みの一覧を配って調達仕様に書けるようにした。ITストラテジストとしては、この一覧の改定が基幹システムやICカードの更改時期を決める外部要因になる点を押さえたい。
具体例
デジタル庁と内閣サイバーセキュリティセンターが定める政府機関等の対策基準統一基準群は、暗号の選定でこの一覧を参照する形をとっている。自治体システムの標準化や公共案件の提案では、RFPの非機能要件に「掲載方式に限る」と書かれるため、既存製品が対応しているかが受注可否を左右する。
試験での引っ掛け
三つのリストの役割を取り違えやすい。推奨は新規採用してよい方式、推奨候補は安全性は確認済みだが利用実績がまだ足りない方式、運用監視は互換性維持のための継続利用だけが認められ新規採用は認められない方式である。掲載は固定ではなく改定される点も見落としやすい。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問23(IPA)
総務省及び経済産業省が策定した“電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト(CRYPTREC暗号リスト)”を構成する暗号リストの説明のうち、適切なものは…
正解:電子政府推奨暗号リストとは、CRYPTRECによって安全性及び実装性能が確認された暗号技術のうち、市場における利用実績が十分であるか今後の普及が見込まれると判断され、当該技術の利用を推奨するもののリストである。
要点:電子政府推奨暗号リストは安全性と普及が確認された推奨暗号
CRYPTREC暗号リストは3つのリストで構成される。電子政府推奨暗号リストは、安全性と実装性能が確認され、かつ市場での利用実績が十分あるか今後の普及が見込まれると判断された、利用を推奨する暗号技術のリストである。推奨候補暗号リストは安全性と実装性能は確認されたが利用実績等の条件を満たさないもの、運用監視暗号リストは互換性維持のためだけに利用を認めるものを収める。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。