ライブマイグレーションとは?らいぶまいぐれーしょん
ライブマイグレーションとは、稼働中の仮想サーバを、業務を止めずに別の物理サーバへ移す機能。メモリ内容を転送しながら最後に一瞬だけ実行を切り替えるため、停止時間はごく短い。物理機の保守やホスト間の負荷の偏りの是正を、利用者への停止告知なしに行えるようになる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
従来は物理機を1台触るために、その上で動く全業務の停止を関係部署と調整する必要があり、月に1度の計画停止枠でしか保守できなかった。枠は限られ、当てられないパッチが溜まる。仮想化で業務とハードウェアが切り離されたことで、業務を動かしたままハードだけ空ける手段が現実になった。試験では保守性と可用性を両立させる手段として問われる。
具体例
VMware vSphereのvMotionでは、ホストを保守モードにすると載っている仮想マシンが自動で他ホストへ退避する。ファームウェア更新後にホストを戻せば配置も復帰し、停止時間の調整そのものが不要になる。
試験での引っ掛け
障害対策ではない。物理機が突然落ちた場合は事前に移せないため、その用途にはクラスタによる自動再起動が要る。またホスト間で共有ストレージとネットワークの前提が揃っていないと実行できず、CPUの世代が違うと移せないこともある。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問12(IPA)
システム運用サービスを提供するデータセンタにおいて、サーバに仮想化技術を用いることによって得られる利点のうち、適切なものはどれか。
正解:データセンタ全体の電力消費量を削減するために少数の物理サーバに処理を集約する場合、ライブマイグレーションを行えば、移行する際にサービスを停止しなくてよい。
要点:ライブマイグレーションは無停止で仮想サーバを移設できる
ライブマイグレーションは、稼働中の仮想サーバをメモリ状態ごと別の物理サーバへ移す機能で、サービスを止めずに配置を変えられる。したがって、消費電力削減のために少数の物理サーバへ処理を集約する作業を、業務を止めずに実施できる。仮想化の利点として代表的なものである。
出典:令和6年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問9(IPA)
運用サービスを提供するデータセンターにおいて、サーバに仮想化技術を用いることによって得られる利点のうち、適切なものはどれか。
正解:サービスの利用が少なくなる夜間の消費電力量を削減させるために、物理サーバの稼働台数を減少させるとき、ライブマイグレーションによって仮想サーバを少数の物理サーバに集約させれば、サービスを停止させなくて済む。
要点:ライブマイグレーションは無停止で仮想サーバを集約できる
ライブマイグレーションは、仮想サーバを稼働させたまま別の物理サーバへ移す技術である。これを使えば、利用の少ない夜間に仮想サーバを少数の物理サーバへ集約し、空いた物理サーバを停止して消費電力を削減しても、サービスを止めずに済む。他の選択肢は、応答時間の保証、ライセンス条件の確認省略、単一物理サーバでの分散処理性能検証という、いずれも成り立たない主張である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。