共連れ(テールゲート)とは?ともづれ
共連れ(テールゲート)とは、認証を受けた人が開けた扉に、認証していない人が続いて入ってしまうこと。テールゲートとも呼ぶ。入退室の記録上はその人が室内にいないことになるため、在室者の把握も事故時の追跡もできなくなり、入退室管理の仕組みが実質的に無効化される。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
入退室管理は「一人が認証したら一人が入る」という前提の上に成り立っている。ところが現実の職場では、扉を押さえて後ろの人を通すのは礼儀であり、来訪者を案内する場面でも自然に起きる。技術の想定と、人としての振る舞いが正面からぶつかるのがこの問題で、認証装置の精度を上げても解けない。だから対策は、一人ずつしか通れない機構と、運用・意識づけの両面になる。
具体例
社員証をかざして入室した人の後ろに別の人が続けば、記録は1名でも室内は2名になる。対策としては、一人ずつしか通過できないサークルゲートやフラッパーゲートを設ける、入室記録の無い者の退室を認めないアンチパスバック機能を使う、といった方法がとられる。
試験での引っ掛け
認証装置を設置しただけでは防げないことが問われる。守るべきは認証の強さではなく「一人ずつ通す」という通過の制御である点が要点。また悪意ある侵入だけでなく、来訪者を案内するときや荷物で手が塞がっているときなど、善意から起きる場面のほうが多い。退室側の記録が欠けると、災害時に誰が室内へ残っているか分からなくなる点も実害になる。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問53(IPA)
A社は、高級家具を販売する企業である。A社は2年前に消費者に直接通信販売する新規事業を開始した。それまでA社は、個人情報はほとんど取り扱っていなかったが、通信販…
正解:(二),(七)
要点:共連れは認証強化でなく注意喚起と相互牽制で抑える
共連れは、認証済みの人に続いて未認証の人が入室してしまう人的な問題であり、認証方式を強化しても入室そのものを止められない。有効なのは、共連れの危険を知らせて意識づけを行うことと、見かけた際に従業員同士で注意し合うことである。年1回の映像確認では抑止も発見も遅く、アンチパスバックの導入場所も対象エリアと異なる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。