オンプレミスとは?おんぷれみす
オンプレミスとは、サーバや通信機器を自組織で購入して自社の建物に据え、運用まで自前で行う方式。クラウドサービスが広まった後に、従来型を指す言い方として使われるようになった。業務に合わせた作り込みや既存システムとの接続はしやすい反面、設備投資・保守要員・災害対策の負担が丸ごと自組織に残る。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
かつては情報システムを持つこと自体が、機械室・空調・電源・保守要員を抱えることと同義だった。設備を持たずに使う形が現実的になった今、選択の軸は安いか高いかではなく、責任と作業をどこまで自分で引き受けるかへ移っている。試験でも、クラウドとの責任の分かれ目を対比させる形で出題される。
具体例
政府はクラウド・バイ・デフォルト原則を掲げ、情報システムの検討ではまずクラウドを候補にするよう求めている。それでも自社運用を続ける判断をするなら、機器更新の費用、手順を把握している担当者が1名しかいない状態、停電時の電源確保までを比較表に載せて説明できなければならない。
試験での引っ掛け
「社内に置けば安全」は誤り。安全性は設置場所ではなく運用体制で決まり、専任者のいない組織では自社運用のほうが更新も監視も止まりやすい。またクラウドでは事業者と利用者で責任の範囲が分かれる(責任共有モデル)のに対し、自社運用は全部が自組織の責任になる点が対比で問われる。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問14(IPA)
A社は医療品の販売を行う従業員100名の企業である。営業部では,オンプレミスのデータベースに顧客情報を格納している。営業部では,次のバックアップポリシーを順守し…
正解:テープメディアに加え,NASにもバックアップを1週間分保存する。
要点:媒体破損に備えるにはバックアップを別媒体にも二重に保持する
今回の失敗は、復旧に必要なバックアップが一組しかなく、その媒体が壊れると手が出せなくなる点にあります。テープに加えてNASにも同じ期間分のバックアップを持てば、一方の媒体が破損しても他方から復旧でき、論理破損にも対応できます。複製や冗長化はディスク障害には有効ですが、論理破損は複製先にもそのまま反映されるため、この場面の再発防止策にはなりません。
出典:令和7年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問13(IPA)
A社は従業員300名のITサービス企業であり、ヘルプデスク業務のアウトソーシングサービスを提供している。A社はオンプレミスのシステムを所有しておらず、顧客向けサ…
正解:a1=2, a2=1
要点:可用性の重要度は停止時に顧客まで影響が及ぶかで決まる
可用性の重要度は、そのサービスが止まったときに顧客まで直ちに影響が及ぶかどうかで判断します。電子メールはヘルプデスク利用者からの問合せ受付と回答という顧客向けサービスの提供手段そのものなので、停止すれば顧客に直ちに影響が出る重要度2です。人事・労務管理は社内業務専用で、停止しても直ちに影響を受けるのは自社だけなので重要度1となります。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。