責任共有モデルとは?
責任共有モデルとは、クラウドサービスの安全確保について、事業者が負う範囲と利用者が負う範囲を切り分けて示した考え方。設備やネットワークの基盤は事業者が守り、利用者が設定する権限、パスワード、公開範囲、預けるデータの中身は利用者の責任になる。サービスの形態によって境目が動く。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では1回出題されています。
せきにんきょうゆうもでる
責任共有モデルの意味
クラウドサービスの安全確保について、事業者が負う範囲と利用者が負う範囲を切り分けて示した考え方。設備やネットワークの基盤は事業者が守り、利用者が設定する権限、パスワード、公開範囲、預けるデータの中身は利用者の責任になる。サービスの形態によって境目が動く。
責任共有モデルの具体例
業務用のオンラインストレージで、共有リンクを「リンクを知る全員が閲覧可」に設定したまま社外へ送り、機密資料が誰でも見られる状態になった。事業者側の設備に問題はなく、これは利用者の設定に起因する事故と整理される。
責任共有モデルは試験でどう引っ掛けられる?
「クラウドだから事業者が全部守ってくれる」は誤り。利用者の責任範囲は形態によって広さが変わり、基盤だけを借りる形態ほど、更新プログラムの適用など利用者側でやることが増える。
責任共有モデルと関連する用語
責任共有モデルが出た過去問
SaaS(Software as a Service)を利用するときの企業の情報セキュリティ管理に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:システムの構築を行わずに済み,アプリケーションソフトウェア開発に必要な情報セキュリティ要件の定義やシステムログの保存容量の設計が不要である。
要点:SaaSでも利用者管理と運用の責任は利用者側に残る
SaaSでは事業者がアプリケーションの構築・提供まで担うため、利用者はアプリケーション開発に必要なセキュリティ要件定義やログ保存容量の設計を行う必要がない。一方で、利用者の情報を扱う責任は残るため、利用者管理・アクセス権の設定・パスワードポリシの決定、障害時の業務手順やデータのバックアップ方針、社内の管理規程の整備といった管理責任は利用者側に残る。これがクラウドにおける責任共有モデルの考え方である。
出典:平成30年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問5(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。