RASISとは?れいしす
RASISとは、システムの総合的な品質を五つの観点で表す頭字語。信頼性(Reliability)、可用性(Availability)、保守性(Serviceability)、完全性(Integrity)、機密性(Security)を指す。壊れにくさだけでなく、直しやすさ・データの正しさ・情報の守り方までを一組で評価する枠組みとして問われる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
機器の良し悪しを故障のしにくさだけで比べると、直すのに一週間かかる装置が高い評価になってしまう。業務が必要としているのは「使いたいときに使えること」で、それは壊れにくさと直しやすさの両方で決まる。加えて、動いていてもデータが化けていたり誰でも読めたりしては意味が無い。この複数の軸をまとめて見るために作られた見方である。
具体例
機器やクラウドを選ぶときにこの五つを表にする。平均故障間隔(MTBF)と平均修理時間(MTTR)、稼働率の保証値、更新中の停電でデータが壊れない仕組み、アクセス権をどこまで細かく設定できるかを候補ごとに埋めて比べる。総額が高くても復旧の速さで勝る案が選ばれることがある。
試験での引っ掛け
信頼性(故障しにくさ)と可用性(使いたいときに使える割合)は別物で、よく壊れても即座に直れば可用性は保てる。指標もMTBF・稼働率・MTTRと対応が分かれる。またIntegrityは完全性であって機密性ではなく、Securityと役割を取り違えさせる選択肢が出る。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問9(IPA)
システムの信頼性指標としてRASISがある。そのうちのAは可用性を表し,システムのサービス時間など,ある一定期間でのシステムの機能を維持する度合いを表している。…
正解:MTBFを2倍にして,MTTRは変えない。
要点:稼働率はMTBF÷(MTBF+MTTR)、MTBFを伸ばせば向上する
可用性は稼働率で表され、MTBF÷(MTBF+MTTR)で求められます。分子となるMTBFが大きくなるほど、また分母に効くMTTRが小さくなるほど稼働率は高くなります。MTTRを変えずにMTBFだけを2倍にすれば稼働率は確実に上がります。
出典:令和7年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問10(IPA)
システムの信頼性指標であるRASISの、安全性を除く四つに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:Rの信頼性は、システムのMTBFによって表す。
要点:RASISは信頼性=MTBF、可用性=稼働率、保守性=MTTR
RASISは信頼性・可用性・保守性・完全性・安全性の頭文字です。信頼性(Reliability)は故障しにくさを表し、平均故障間隔であるMTBFが代表的な指標になります。したがって、信頼性をMTBFで表すとした記述が適切です。
出典・参考
公式シラバスの1 技術要素 > 4 情報セキュリティ対策 > 物理的セキュリティ対策に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。