ルーティングテーブルとは?るーてぃんぐてーぶる
ルーティングテーブルとは、宛先ネットワークごとに、次に渡す相手(ネクストホップ)と使用する出力インタフェースを対応づけた表。ルータは宛先アドレスに最も長いプレフィックスで一致するエントリを選ぶため、より細かい範囲の経路が後から加わると、既存の広い経路を押しのけて通信の向きが変わる。
最終更新:2026-10-06
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世界中の宛先を1台が個別に覚えることはできないので、宛先を範囲でまとめ、各ルータには「次の1歩」だけを持たせ、判断の連鎖で届ける設計になっている。この分散した判断は、経路情報を注入されると各ルータが素直に従ってしまう弱さも併せ持つ。支援士では、通信が意図した経路を通っているかの確認と、経路情報を含めた証拠保全の観点で問われる。
具体例
既定経路 0.0.0.0/0 と 10.1.0.0/16 が載っている状態で、より長い 10.1.5.0/24 が新たに広告されると、その範囲の通信だけが新しい向きへ流れる。不審通信や障害の調査では、各ルータの表を保全し、経路が変わった時刻を機器のログと突き合わせて原因を絞る。
試験での引っ掛け
メトリックやアドミニストレーティブディスタンスの比較は、プレフィックス長が同じエントリどうしの間でしか行われない。「コストの小さい経路が必ず選ばれる」は誤りで、まず最長一致で候補が決まり、その後で優先度が比べられる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問16(IPA)解説で登場
外部から侵入されたサーバ及びそのサーバに接続されていた記憶媒体を調査対象としてディジタルフォレンジックスを行うことになった。まず,稼働状態にある調査対象サーバや…
正解:d → c → a → b
要点:証拠保全は揮発性の高いデータから順に行う
ディジタルフォレンジックスでは、消えやすいデータから順に保全する「揮発性の順序」が原則となる。ルーティングテーブルなどメモリ上の状態は電源断や時間経過で失われるため最優先で、次にディスク上のファイル、遠隔のログサーバに残るログ、最後に書換えの起こらないCDのような媒体という順になる。
出典:令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問12(IPA)解説で登場
外部から侵入されたサーバ及びそのサーバに接続されていた記憶媒体を調査対象としてディジタルフォレンジックスを行うことになった。このとき、稼働状態にある調査対象のサ…
正解:d → c → a → b
要点:証拠保全は揮発しやすいものから順に採取する
フォレンジックスでは、失われやすいものから先に採取するという揮発性の順序が原則である。ルーティングテーブルはメモリ上の情報で電源断や状態変化で即座に失われるため最優先、次に稼働中サーバのディスク上のファイル、続いて別の機器で保全されているログサーバの記録、最後に内容が変化しない配布メディアの順となる。この原則を守らないと、後から取り返せない情報を失う。
出典:令和5年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
マルウェア感染の調査対象のPCに対して,電源を切る前に全ての証拠保全を行いたい。ARPキャッシュを取得した後に保全すべき情報のうち,最も優先して保全すべきものは…
正解:調査対象のPCで動的に追加されたルーティングテーブル
要点:証拠保全は揮発性の高いメモリ上の情報から先に採取する
証拠保全では、失われやすい情報から先に採取するという揮発性の順序(order of volatility)に従う。ARPキャッシュと同様にメモリ上にしか存在せず電源断で消えるのは、動的に追加されたルーティングテーブルなので、アを最優先で保全する。HDD上のファイルやシステムログ、別サーバ内のログは不揮発性で電源を切っても残るため、優先度は低い。
出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問15(IPA)
マルウェア感染の調査対象のPCに対して、電源を切る前に全ての証拠保全を行いたい。ARPキャッシュを取得した後に保全すべき情報のうち、最も優先して保全すべきものは…
正解:調査対象のPCで動的に追加されたルーティングテーブル
要点:証拠保全は揮発性の高い情報から順に採取する
証拠保全は「揮発性の高いものから順に採取する」という原則(order of volatility)に従います。ARPキャッシュと同様に動的なルーティングテーブルはメモリ上にあり、時間経過や電源断で失われるため最優先です。HDD上のファイルやシステムログはディスクに残り、VPNサーバ内のログは調査対象PCの電源とは無関係なので、いずれも後回しにできます。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。